Visa LINE Pay プリペイドカード を使ってみて

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UnsplashのClay Banksが撮影した写真

 Visa LINE Pay プリペイドカードは、LINEのアプリから発行してもらえるバーチャルなプリペイドカードです。

 今のところ、普段の買い物では、バニラVisaギフトカードからチャージしたモバイルSuicaとあわせて、私のメインの決済方法となっています。
(さらに、ポイント還元率の項に追記したように、来年からポイント還元率が3.0%にアップします。)

 そこで、今回は、Visa LINE Pay プリペイドカードを実際に使ってみてどうなのか、ということを記事にしてみました。

 作成方法や使い方などについては、LINE Pay の公式ブログに分かりやすい説明がありますので、詳しくはそちらを参照してください。
 ただし、記載がやや古い部分があるので、画面の様子など最新のアプリとは一部異なる場合があります。

LINE Pay 公式ブログこちら

画像 : LINE Pay株式会社

 この記事では、概略とポイント、注意点などについてお伝えしたいと思います。

発行・登録・チャージ

 発行はLINEアプリ上から行います。
 プリペイドカードですので、クレジットカードのような審査もなく、すぐに発行されます。
 手数料、年会費等は必要ありません。

 バーチャルカードですので、実店舗で使うためには、Google PayApple Pay に登録する必要がありますし、Visaのタッチ決済iDに対応したお店でなければ使えません。
 ですので、クレジットカード決済が可能でも、リアルカードが必要な店舗では利用できません

 登録は、LINEアプリから行いましょう。例えば、私はAndroid民ですが、Google Payから登録しようとしてもできません
 LINEアプリのウォレットタブからLINE Payに入り、メニュー一覧にGoogle Payのボタンがあるのでそこから登録するのが分かりやすいと思います。 

 チャージは、銀行口座を登録して、口座からチャージするか、セブン銀行ATMローソンでチャージします。つまり、現金でしかチャージできず、クレカや別のプリカからチャージすることはできません。

 なお、銀行口座を登録するには、対応している金融機関であることが必要(一部金融機関については追加で本人確認も必要)です。
 対応金融機関については、上の公式ブログからリンクをたどるか、こちらを参照ください。
 私は、auじぶん銀行を登録し、「じぶんプラス」というサービスで1万円のチャージで15ポイントをもらっています(僅かなポイントですが)。
 スルガ銀行の「スマ口座」であれば、1,000円のチャージで5円のキャッシュバックなのでもっとお得です。

ポイント還元率

 ポイント還元率は、実店舗タッチ決済で使った場合は、2%です。
(下の追記で書いたように2024年1月10日からは3%になります。)
 年会費無料のクレジットカードで高還元とされるものがほとんど1%であるのに比べても還元率が高いです。これが一番のメリットでしょうか。

 ただし、キャンペーンという扱いですので、いつまで続くのか分かりません。

 なお、バーチャルのプリカですので、タッチ決済のほかオンライン決済でも使うことができますが、オンライン決済の場合は還元率は0.5%0%になるので、注意が必要です。
(2023.4.1からはオンライン決済ではポイント付与が無くなりました。公式ページ

 また、ポイント計算は、1ヶ月の利用額ではなく、会計毎に計算され1ポイントに満たない部分は都度切り捨てられます。
 ただ50円ごとに1ポイント付与という計算なので、切り捨てられる部分は比較的少ない方だと思います。
 詳しくは、キャンペーンについての公式の告知ページを参照してください。

 見かけ上同じ還元率でも、計算の仕方によって実質的なポイント還元は変わってくるのですが、計算の方法による実質的なポイント還元の違いについては、こちらの過去記事をご覧ください。


ポイント還元率がアップ

画像:LINE Pay株式会社

 現在のポイント還元キャンペーンは2023年12月31日で終了し、2024年1月10日から新たなキャンペーンが始まり、ポイント還元率は3.0%にアップします。(公式ページのお知らせ

 ただし、注意点として、毎月エントリーが必要であること、Visaのタッチ決裁のみが対象でiD決裁は対象外とのこと。

 また、ポイント付与上限も現在の一月あたり5,000ポイントから1,000ポイントに大幅にダウンします。つまり、33,334円までの利用がポイント付与対象ということです。

 ポイントの計算方法は、これまでと同様支払の都度計算されると思いますが、3%をかけて1ポイント未満を切り捨て、支払額34円未満は対象外という形になるようなので、ポイントの取りこぼしは少ないと思います。

 個人的には、これまでは、ポイント還元率を考えて、バニラVisaギフトカードでチャージしたモバイルSuicaの利用を優先してきました。
 ここへ来て、Visa LINE Paプリペイドカードはポイント還元率がアップし、モバイルSuicaの方はファミペイでのクレカチャージの上限が大幅アップ、ということで両方ともが使いやすくなり、併用していくことになりそうです。

 なお、モバイルSuicaのお得なチャージ方法についてはこちらの記事を参照ください。

ポイント付与・利用

 ポイントの計算は決済ごとになされますが、ポイントの付与は月末までに「確定」した決済分について翌月の10日ごろにまとめてなされます。

 付与されるポイントは「LINEポイント」です。
 他の共通ポイントなどに交換することはできず、交換できるのはPayPayポイントだけです。
 LINEポイントの利用方法としては、Visa LINE Pay プリペイドカードで決済する際にポイントを併用して使うか、LINE内のサービスで使うしかありません。

 ポイントを使うには、LINEのアプリからプリカの設定画面に入って、「ポイントを使う」というスイッチをオンにしておけばOKです。
 スマホ決済ように使用するポイント数を指定することできません
 設定画面への入り方は直観では辿りにくいので、冒頭でも書いた公式のブログを参照して下さい。

 また、ポイントを利用した分は、ポイント付与計算から差し引かれます

 ですので、LINEポイントをお得に使うのは難しく、この点はデメリットの一つかと思います。
 LINEポイントのまま使うのではなく、PayPayポイントに交換して利用するのが良いかも知れません。
 PayPayポイントであれば、PayPayでの利用で0.5%ではありますがポイントが付与されますし、2023年12月6日からクレジット(旧あと払い)でポイントの併用も可能となり、前よりは使い勝手も改善しました。
 また、PayPay資産運用で投資、現金化も可能です。

 PayPay資産運用についてはこちらの記事をご覧ください。

最後に

 私が買い物で普段利用する店舗は、クレカのタッチ決済に対応している所が多いので、普段のお買い物では、このプリカをメインで使っています。
 三井住友カード(NL)のポイントアップの対象店舗は別ですが。

 還元率だけで言えば、このプリカでなくても、クレカやプリカなどを組み合わせて、トータルの還元率を2%以上に上げる方法もあるのだと思いますが、面倒なことをしなくても、このプリカを使うだけで2%還元になるというのは便利です。

 デメリットとしては、リアルカードが必要な店舗では使えないこと、プリペイドカードなのでチャージ残高に気を付けておく必要があること、ポイントの使い勝手が今一つということくらいでしょうか。

 なお、最近、このVisa LINE Pay プリペイドカードについても不正利用が多く発生しているようです。
 利用される場合には、必要以上に多くの金額はチャージせず、暗証番号等のセキュリティはきっちりと設定するようにして気を付けるようにしてください。

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