Visa LINE Pay プリペイドカード を使ってみて

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UnsplashのClay Banksが撮影した写真

 Visa LINE Pay プリペイドカードは、LINEのアプリから発行してもらえるバーチャルなプリペイドカードです。

 今のところ、普段の買い物では、バニラVisaギフトカードからチャージしたモバイルSuicaとあわせて、私のメインの決済方法となっています。
(2024年からポイント還元率が3.0%にアップしました)

(2024.6.14)2025年4月30日をもって、LINE Payが国内でのサービスを終了すると発表しました。本記事で紹介したVisa LINE Pay プリペイドカードのサービスも終了します。また、終了までにサービス内容の改訂もあるかも知れませんので、ご注意ください。

 こちらの記事「LINE Pay お世話になりました、ありがとう」も参照ください。

 今回は、Visa LINE Pay プリペイドカードを実際に使ってみてどうなのか、ということを記事にしてみました。

 作成方法や使い方などについては、LINE Pay の公式ブログに分かりやすい説明がありますので、詳しくはそちらを参照してください。

LINE Pay 公式ブログこちら

画像 : LINE Pay株式会社

 この記事では、概略とポイント、注意点などについてお伝えしたいと思います。


発行・登録・チャージ

 発行はLINEアプリ上から行います。
 プリペイドカードですので、クレジットカードのような審査もなく、すぐに発行されます。
 手数料、年会費等は必要ありません。

 バーチャルカードですので、実店舗で使うためには、Google PayApple Pay に登録する必要がありますし、Visaのタッチ決済iDに対応したお店でなければ使えません。
 ですので、クレジットカード決済が可能でも、リアルカードが必要な店舗では利用できません

 登録は、LINEアプリから行いましょう。例えば、私はAndroid民ですが、Google Payから登録しようとしてもできません
 LINEアプリのウォレットタブからLINE Payに入り、メニュー一覧にGoogle Payのボタンがあるのでそこから登録するのが分かりやすいと思います。 

 チャージは、銀行口座を登録して、口座からチャージするか、セブン銀行ATMローソンでチャージします。つまり、現金でしかチャージできず、クレカや別のプリカからチャージすることはできません。

 なお、銀行口座を登録するには、対応している金融機関であることが必要(一部金融機関については追加で本人確認も必要)です。
 対応金融機関については、上の公式ブログからリンクをたどるか、こちらを参照ください。
 私は、auじぶん銀行を登録し、「じぶんプラス」というサービスで1万円のチャージで15ポイントをもらっています(僅かなポイントですが)。
 スルガ銀行の「スマ口座」であれば、1,000円のチャージで5円のキャッシュバックなのでもっとお得です。


ポイント還元率

画像:LINE Pay株式会社

 ポイント還元率は、実店舗タッチ決済で使った場合は、3%です。
 年会費無料のクレジットカードで高還元とされるものがほとんど1%であるのに比べても還元率が高いです。これが一番のメリットでしょうか。

 ただし、キャンペーンという扱いですので、いつまで続くのか分かりませんが。

 なお、バーチャルのプリカですので、タッチ決済のほかオンライン決済でも使うことができますが、オンライン決済の場合は還元率は0.5%0%になるので、注意が必要です。
(2023.4.1からはオンライン決済ではポイント付与が無くなりました。公式ページ

 また、ポイント計算は、1ヶ月の利用額ではなく、会計毎に計算され1ポイントに満たない部分は都度切り捨てられます。
 ただ34円ごとに1ポイント付与という計算なので、切り捨てられる部分は少ない方だと思います。
 詳しくは、キャンペーンについての公式の告知ページを参照してください。

 ちなみに、見かけ上同じ還元率でも、計算の仕方によって実質的なポイント還元は変わってくるのですが、計算の方法による実質的なポイント還元の違いについては、こちらの過去記事「ポイント還元率のはなし」をご覧ください。


注意点

毎月エントリーが必要

 毎月エントリーが必要です。

 エントリーは、こちらの公式ページにある「〇月のエントリーはこちら」をタップする(PCの場合は、表示されたQRコードをスマホで読み取る)か、または、LINEのウォレットタブからLINE Payに入って、キャンペーンページ一覧から3%還元のページを選べば同じページに行けます。

Visaのタッチ決済のみが対象

 Visaのタッチ決裁のみが3%還元の対象です。

 つまり、iD決裁は対象外、iD決済で支払ってもポイント還元はありませんので注意してください。

ポイント付与上限は1,000ポイント

 ポイント付与上限1,000ポイント/月です。
 つまり、33,334円までの利用がポイント付与対象ということです。
 以前は、5,000ポイント/月でしたので、大幅にダウンしました。

ポイント付与・利用

 ポイントの計算は決済ごとになされますが、ポイントの付与は月末までに「確定」した決済分について翌月の10日ごろに決済単位に分けてなされます。

 付与されるポイントは「LINEポイント」です。
 他の共通ポイントなどに交換することはできず、交換できるのはPayPayポイントだけです。
 LINEポイントの利用方法としては、Visa LINE Pay プリペイドカードで決済する際にポイントを併用して使うか、LINE内のサービスで使うしかありません。

 ポイントを使うには、LINEのアプリからプリカの設定画面に入って、「ポイントを使う」というスイッチをオンにしておけばOKです。
 スマホ決済ように使用するポイント数を指定することできません
 設定画面への入り方は直観では辿りにくいので、冒頭でも書いた公式のブログを参照して下さい。

 また、ポイントを利用した分は、ポイント付与計算から差し引かれます

 ですので、LINEポイントをお得に使うのは難しく、この点はデメリットの一つかと思います。
 LINEポイントのまま使うのではなく、PayPayポイントに交換して利用するのが良いかも知れません。
 PayPayポイントであれば、PayPayでの利用で、0.5%の還元率ですが、ポイントが付与されますし、2023年12月6日からクレジット(旧あと払い)でポイントの併用も可能となり、前よりは使い勝手も改善しました。
 また、PayPay資産運用で投資、現金化も可能です。

 PayPay資産運用についてはこちらの記事をご覧ください。

最後に

 私が買い物で普段利用する店舗は、クレカのタッチ決済に対応している所が多いので、普段のちょっとした買い物では、このプリカをメインで使っています。
 三井住友カード(NL)のポイントアップの対象店舗は別ですが。

 還元率だけで言えば、このプリカでなくても、クレカやプリカなどを組み合わせて、トータルで高還元を得られる方法もありますが、面倒なことをしなくても、このプリカを使うだけで3%還元になるというのは便利です。

 デメリットとしては、リアルカードが必要な店舗では使えないこと、プリペイドカードなのでチャージ残高に気を付けておく必要があること、ポイントの使い勝手が今一つということくらいでしょうか。

 なお、最近、このVisa LINE Pay プリペイドカードについても不正利用が多く発生しているような話も聞きます。
 利用される場合には、必要以上に多くの金額はチャージせず、暗証番号等のセキュリティはきっちりと設定するようにして気を付けるようにしましょう。

 ちなみに、このVisa LINE Pay プリペイドカードととに、モバイルSuicaもよく利用しています。
 クレカのタッチ決済は使えないけれど、モバイルSuicaは使えるというお店が割とあるので、重宝しています。
 私は、Android民ですが、モバイルSuicaも同じ3%程度の還元率で利用できます。

 モバイルSuicaのお得なチャージ方法についてはこちらの過去記事「モバイルSuica バニラVisaでお得にチャージ?」を参照ください。

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