リクルートカードは、表題にあるとおり、普通にクレジットカード決済で使う分には優秀なカードだと思います。
ここで言う「普通」以外とは...プリペイドカードや電子マネーにチャージ(場合によって何段階か)してポイント還元率を高めるやり方などです(わたしは面倒なのでほとんどしてませんが)。
現在は、メインの決済手段をリクルートカードにしているわけではありませんが、他のお得な決済が使えない場合など、時々使ってます。
そこで、リクルートカードのメリット、デメリットなどをまとめてみました。
リクルートカードの概要
国際ブランドは、VISA、Mastercard、JCB です。
発行会社は、VISA、Mastercardは、三菱UFJニコス JCBは、株式会社JCB です。
券面デザインは1種類です。
メリット
年会費 永年無料
年会費無料のために、年に1回利用などの条件もありません。
ただし、利用頻度が低いとカードの有効期限後、更新してもらえないという恐れはありますので、いずれにしても年に1回くらいは使いましょう。
(程度の差はあれ、どこのクレジットカードもそうですが)
還元率 1.2%
0.5%や1.0%還元というカードが多い中で、1.2%は高還元だと思います。
特定の店舗や特定の期間、曜日などではなく、普通に使って1.2%の還元が受けられます。
還元はリクルートポイントで付与されます。
一か月の利用合計額に対してポイント付与
決裁毎の計算ではなく、一か月の利用合計額に対して1.2%のポイントが付与されるので、端数の切り捨てが少なく、その分お得です。
この辺のことは以前の記事「ポイント還元率のはなし」をご参照ください。
ポイント付与ルールについて詳しくは公式ページを参照ください。
リクルートポイントは、dポイントやPontaポイントに交換できる
交換レートは1対1、しかも1ポイントから1ポイント単位で交換できます。
これは使い勝手が良いと思います。
リクルートポイントのままでもホットペッパーやじゃらんなどのリクルート関連サービスで利用できますが、共通ポイントに交換できると利用範囲もぐっと広がります。
ただし、キャンペーンなどで貰える期間限定ポイントは交換できません。注意を。
ETCカードの年会費が無料
JCBブランドならカード発行手数料も無料です。
VISA、Masterの場合は、年会費は無料ですが、発行手数料1,100円が必要です。
また、高速道路(ETC)の利用分はポイント付与対象外というカードもありますが、リクルートカードはETCの利用分もポイント付与の対象です。
旅行損害保険、ショッピング保険が付帯
旅行損害保険
海外旅行 最高2,000万円(利用付帯)
国内旅行 最高1,000万円(利用付帯)
ショッピング保険
国内・海外 年間200万円
会費無料のクレカにしては充実している方だと思います。
デメリット
ポイント上乗せの仕組みがない
特定の店舗や期間に還元率がアップするボーナス制度がありません。
例えば、住友VISAナンバーレスカードをコンビニで利用すると還元率アップ や Tカード Primeを日曜日につかうとポイント1.5倍 というようなサービスはありません。
電子マネーやプリペイドカードへのチャージにはあまり向かない?
プリペイドカードについては、例えば、以下のものはポイント付与対象外です。
auPAYプリペイドカード
VISA、Mastercard チャージは可能なようですが、ポイントは対象外
JCB そもそもチャージ不可
ファミペイ
JCBブランドならチャージ可能ですが、ポイントは付与対象外です
ANA JCBプリペイドカード
JCBブランドのカードからチャージは可能だが、ポイント対象外
Kyash
JCBブランドのカードの場合、チャージは可能だが、ポイント対象外
(VISA、Mastercardブランドならポイント付与されるようです)
逆に、電子マネーの場合、公式にポイント還元対象と謳っているのは、以下のものだけです
VISA、Master : 楽天Edy/モバイルSuica/SMART ICOCA
JCB : モバイルSuica
チャージでポイントが付与されるのは、月額3万円までです。
しかも、JCBの場合、ポイント還元率が1.2%から、0.75%に下げられました(2022年4月)
詳細は、こちらの「ポイント加算・利用条件一覧」や「ヘルプページ」「重要なお知らせ」を参照ください。
現状で、公式で認めている以外でも、プリペイドカード、電子マネーにチャージしてポイント付与されるケースもあるようですが、基本的に電子マネーへのチャージではポイント付与はしない方針のよう(上記の公式ページの記載ではポイント付与されるものが例外という書きぶり)なので、いつ対象外になるか分かりません。
(とは言え、モバイルSuicaへのチャージにもポイントがつかないカードも多いようなので、これらの電子マネーにポイントが付与されるだけでも良い方なのかも知れません。)
タッチ決済に非対応?
JCBブランドのみタッチ決裁に対応しています。(公式ページ)
Visa、Mastercardは、まだ非対応のようです。
JCBブランドは、 Google payにもApple pay にも対応しています。(QUICK Payで利用することになります)
JCBのタッチ決済よりもQUICPayに対応しているお店の方が多いと思います。
なお、JCBブランドならQUICPay(クイックペイ)カードを無料で発行してもらえます。
Visa、Mastercardの方は、Apple pay には対応していますが、Google Payには対応していません。Apple Payに登録した場合、QUICK Pay、店舗によってはクレカのタッチ決裁が利用できるということです。
つまり、Visa、Mastercardの場合、Androidユーザーはカードでもスマホでもタッチ決裁が利用できないということです。
Androidユーザーはこの点が不便です。
ECサイトが今一非力(2024年6月で終了)
楽天市場における楽天カードのように、多くのクレジットカードが関連のECサイトでポイント還元を上乗せするなでのサービスをしています。
リクルートにもポンパレモールというECサイトがあり、ここでリクルートカードを使うとポイント上乗せなどの特典があります。
しかしながら、品揃え、価格など総合的に見て、楽天市場、Amazon、Yahooショッピングなどの有名どころと比較すると見劣りすると言わざるを得ません。
(2024.4.3)やはりと言うか、ポンパレモール終了のお知らせが届きました。Amazonでリクルートポイントを利用することができるというニュースがあって、へぇと思っていたら、こういうことだったのですね。ECサイトとしてはあまり魅力がなかったので、仕方ないと思います。
最後に
私が使ってみて思うメリット、デメリットは以上のとおりです。
結果的には、これというデメリットが無いという感じですね。
決済手段全体で言えば、もっとお得な方法は色々ありますし、クーポンやキャンペーンとの組み合わせなど選択肢は多くあります。
ですが、あれこれ考えるのは面倒、そこそこお得なら良い、という方には向いていると思います。
面倒なのはいやだけれど、もう少し還元率を上げたいという場合は、こちらの記事「簡単に高還元を得られるキャッシュレス決裁 5選(実店舗編)」をご覧ください。
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