SBI新生コネクト(SBI新生銀行の使い勝手が格段に上がる)

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 SBIホールディングスの傘下となった、SBI新生銀行ですが、口座は持っているもののあまり大きなメリットもないので、ほとんど使っていませんでした。

 ですが、SBI新生銀行とSBI証券を連携するサービス「SBI新生コネクト」申し込むことで、格段に使い勝手が良くなるようなので、実際に申し込んでみました。
 申し込むと言っても、両方に口座があれば、オンライン上でポチポチとやれば、即座に完了します。

 そのメリットがとても大きいので、両方の口座を持っているのであれば、やらない手はないと思います。
 また、必要な連携の内容も、他の銀行と証券会社の連携とはちょっと違うところもありますので、今回はその辺も含めて、ご紹介します。

SBI新生銀行とは

 1952年に日本長期信用銀行、略して「長銀」として設立、戦前の特殊銀行の流れを汲む銀行でしたが、いわゆるバブル崩壊に伴って巨額の不良債権を抱えて破綻、一時的な国有化の後、米国の投資組合への売却を経て、2000年に新生銀行として再出発しました。
 その後、様々な金融機関との提携・統合の動きがあり、紆余曲折を経て、最終的にはSBIホールディングスが敵対的TOB(株式公開買い付け)を行い、SBIホールディングスの傘下となり、2023年1月にSBI新生銀行と名称を変更しました。

 このようにかなりゴタゴタした経歴であり、バブル崩壊時に国から注入された公的資金の返済も残っているなど、経営面で順風満帆とは言えないかもしれませんが、預金保険機構の保護対象でもありますので、利用者として普通に使う分には大丈夫かと思います。

 新生銀行として再出発した当初は、インターネットバンキングが中心である代わりに、コンビニのATMが無料で使えるなど、手厚いサービスでしたが、徐々にサービスが低下していき、いわゆる優遇プログラム(ステップアッププログラム)の適用がなければ、他行への振込みが月に1回のみ無料でATMの利用含め手数料が基本有料ということなってしまいました。

 そのステップアッププログラムの要件も結構厳しく、私自身、口座はあるけれどもほとんど利用していないという状態でした。

 それがここへ来て(と言っても2023年4月の開始ですが)、SBI証券の口座さえ持っていれば、簡単にステップアッププログラムの最上位ランクになれるというサービスを打ち出してきました。
 それが、SBI新生コネクトです。

SBI新生コネクトとは

 SBI新生銀行のHPの説明では
「SBI新生コネクトは、SBI新生銀行の円普通預金口座とSBI証券の証券総合口座を連携させる、手数料無料の自動入出金サービスです。」
 とあります。

 具体的な連携の中身ですが、「投資信託の積立資金の自動入金」「SBI証券の預り金の自動出金」、この2つです。
 SBI証券で投資信託の積立をする場合に、SBI証券に入金しなくともSBI新生銀行の口座から自動で入金されます。
 また、SBI証券の預り金で利用していない残高があれば、SBI新生銀行の口座に自動で出金されます。

 よくある証券と銀行との連携よりも連携内容が限定的と言えます。

 例えば、同じSBI証券との連携で良く使われる住信SBIネット銀行の「SBIハイブリッド預金」では、投信積立だけではなく、株式、ETF、FXの購入資金も自動で入金されますし、ハイブリッド預金口座の資金がSBI証券の買付け余力として反映されます。

SBI新生コネクトのメリット

 SBI新生コネクトに申し込むことで、翌々月からステップアッププログラムの最高ランク、ダイヤモンドステージの特典を受けられます
 しかも、単に申し込むだけでよく、自動入金や自動出金をしない設定にしておいても、ダイヤモンドステージになることができます。

 ダイヤモンドステージの特典は以下のとおりです。

円普通預金金利が0.1%

 円普通預金金利が年0.1%となかなかの水準です。
 auじぶん銀行やあおぞら銀行BANK支店の0.2%には及びませんが、他のメリットとあわせて考えると悪くはないと思います。

他行あて振込手数料が50回無料

 インターネットによる他行宛振込手数料が、なんと月50回まで無料です。
 50回無料というのはなかなか無い優遇だと思います。
 (実際にはそこまで必要なことは無いでしょうが、多いにこしたことはありません)

 しかも、あおぞら銀行BANK支店とは異なり、モアタイムシステムに対応していますので、24時間、365日、即時振込、即時入金が可能です。(対応している銀行同士)

 モアタイムシステムについては、あおぞら銀行BANK支店について解説したこちらの記事で説明していますので、ご参照ください。

コンビニATM手数料が何回でも無料

 セブン銀行ATMやローソンATM、イオン銀行ATMなど、提携コンビニATMの手数料が、入金・出金とも24時間何回でも無料です。

 これも回数制限を設けている例が多い中、何回でもというのなかなかです。
 実際に現金を下ろす機会はそんなに無いかも知れませんが、これも多いに越したことはありません。

その他

 SBI新生銀行のHPでは、SBI新生コネクトのメリット(というかダイヤモンドステージの特典)として、「外貨預金の為替手数料がおトク(米ドルなら1米ドルあたり、片道7銭)」と謳っていますが、もともと銀行の為替手数料は高いですし、銀行の中でももっと手数料の低いところもあります。

 ですので、他のステージよりも優遇はされていますが、あまりメリットとは言えないように思います。

SBI新生コネクト以外のメリット

ポイントプログラム

 SBI新生銀行には、SBI新生コネクトを利用するしないに関わらず、ポイントプログラムというサービスがあります。

 これは、Tポイント、dポイント、nanacoポイントのうちから一つを選択し、ポイントプログラムへのエントリー、メールの受け取り、他行からの振込み、プリペイドカードの利用など、関連サービスの利用に応じて、ポイントの付与を受けられる、というものです。

 ただし、2023年秋ごろに、このポイントプログラムを終了し、新たなプログラムをスタートとするということですので、その内容によっては、どの程度メリットがあるのかどうかということになります。

SBI新生コネクトの注意点

 以上のとおり、さすが最高ランクの特典を受けられるだけあって、SBI新生コネクトに申し込むことで大きなメリットが得られますが、注意点もあります。

 それは、住信SBIネット銀行の「SBIハイブリッド預金」と併用できない、ということです。
 すでに、SBIハイブリッド預金を利用されている方は、特に注意が必要です。

 「SBI新生コネクトとは」の項で説明したように、「SBIハイブリッド預金」の方が連携内容が豊富ですし、何より、「SBIハイブリッド預金」の利用が住信SBIネット銀行の優遇措置「スマートプログラム」の要件の一つになっているということです。

 つまり、「SBIハイブリッド預金」をやめて、「SBI新生コネクト」を申し込んだ場合、そのままだと、住信SBIネット銀行の優遇措置「スマートプログラム」のランクが下がってしまう可能性があります。
 これを避けるためには、「スマートプログラム」の何か別の要件をクリアする必要がでてきます。

実際に申し込んだところ

 SBI新生銀行、SBI証券、両方の口座をすでに持っているのであれば、申し込みはオンラインで簡単にできます。

 SBI証券の口座にログインして、手続きを進めます
 具体的なフローは、SBI証券のこちらのページを参照ください。

 いろいろと書いてありますが、基本的には規約等を確認して、次々と示されるボタンをクリックしていけばOKです。
 この中で、自動入金、自動出金の設定画面が出てきますが、どちらも「利用しない」にしておいても、SBI新生銀行のダイヤモンドステージの特典を受けることができます
こちらのQ&Aも参照ください)

 私は6月にSBI新生コネクトに申し込み、8月から無事にステップアッププログラムのダイヤモンドステージになることができました。

 ただ、多くの銀行は、ランクアップ制度について、「来月は○○ですよ」とか「来月のステージが確定したのでログインして確認してね」とか、何かの通知をメールで送ってくるのですが、SBI新生銀行はうんともすんとも言ってきません。自分でログインして、ああダイヤモンドになってる、と分かる感じです。

 それ以外でも、口座に他行からの振込みなどがあった場合にもメールの通知等はありません。
 もしかすると私の設定がそうなっているのかも知れませんが。

 あと、SBI新生コネクトとは関係ありませんが、SBI新生銀行になってから、たまに商品のセールスの電話がかかってきます。私は丁重にお断りしていますが。

 

 

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