ポイ活、お得界隈でも時々話題になる「POSAカード」ですが、今回はその「POSAカード」のお得な買い方について、整理してみました。
ファミペイの一部のキャンペーンが2023年4月30日をもって終了しました。
本記事のファミペイの項目やファミペイに関するこちらの記事をご覧ください。
特に楽天ギフトカードについては、大きく還元率が下がります。ご注意ください。
(2023.5.13 ファミペイがApple Payに対応したことを踏まえて記事を整理しました)
POSAカードとは
POSA(ポサ)カードは、Point of Sales Activation カードの略で、レジで有効化(Activation)してもらうことで使えるようになる(そのカードで買い物等ができる)カードです。有効化してもらうまではタダのカードです。
コンビニなどでカードがズラッと並んでぶら下げられているのを見かけたことがあると思います。
Amazon、Apple、Google Play などなど様々なものがあります。
購入したPOSAカードにはコードナンバーが記載されていますので、そのナンバーをそれぞれの公式サイトで自分のアカウントや残高にチャージして、そのECサイトなどでの買い物に使う、というものです。
POSAカードのメリットとしては、
1.クレジットカードを使わずに簡単にECサイトで買い物ができる
2.チャージした上限以上には使えないので、使い過ぎを防げる
3.キャンペーンなどでお得に買える場合がある
と言われています。
今回は、上記のメリットはさておき、少しでもお得に買う方法について整理してみました。場合によっては、直接クレジットカードなどで支払うよりもお得に使えます。
POSAカードをお得に買う方法
まず、基本的にPOSAカードは現金でしか買えないというところがほとんどです。切手などと同じ有価証券に近いものだからでしょうか。つまり、ほとんどの場合、クレジットカードやスマホ決済は使えない、すなわちポイント還元を受けることができないというわけです。
このため自ずとPOSAカードをお得に買う方法というのは限られてきます。
ファミリーマートでファミペイで購入する
ファミリーマートではファミペイでPOSAカードを購入することができます。この方法が一番お得です。
(ただし、楽天ギフトカードば別です。Androidユーザーの場合はどの方法でも還元率に大差はありませんが、iPhoneユーザーならMIXI M、ファミペイバーチャルカードを経由してWAONでミニストップで購入というのが一番お得と思われます。ミニストップの店舗が近くにあればですが。)
なお、ファミリーマートでもファミペイ以外は現金でしか買うことができませんので御注意を。
ポイント還元率としては、
クレジットカードからファミペイへのチャージ(0.5%~1%)
+ ファミペイ利用によるファミペイボーナス(0.5%)
+ キャンペーン「0と5の付く日にPOSAカードをファミペイで購入」(1.5%)
以上合計2.5%~3.0%のポイント還元を受けることができます。
(注意:2023年5月から楽天ギフトカードについてはキャンペーンの対象外となりました。1.5%のポイント上乗せがありません。つまり楽天ギフトカードは合計1~1.5%の還元となります。)
さらに、iPhoneユーザーの場合には、2023年5月11日からファミペイがApple Payに対応したことによって、MIXI Mを経由してファミペイにチャージすることで、ポイント還元率を上乗せすることが可能となり、お得度が増しています。
ただし、楽天ギフトカードの場合は、キャンペーンによる1.5%の上乗せがありませんので、ファミペイで購入するのではなく、さらに、ファミペイバーチャルカードからWAONにチャージしてミニストップで購入する方が高還元を狙えそうです。Androidユーザーでは使えない方法ですが。次の「ミニストップでWAONで購入」の項目をご覧ください。
ファミペイで購入する場合のデメリットとしては、
・0と5の付く日に購入しないとポイント還元率が下がる(楽天ギフトカード以外)。
・ファミペイに1%の還元率でチャージできるクレジットカードが限られており、しかも月2万円という上限がある。
ファミマTカードを利用することで、上限額を大きく上げることができますが、ポイント還元率が2.5%止まりになります。
また、ファミマTカードが無くとも、ファミペイ翌月払いを利用することで、同じ2.5%の還元率で上限を上げることができる可能性があります。(ファミペイ翌月払いの上限額はFamilyMartの側が決めるので人によっては上限5,000円という場合もあれば10万円という場合もあります)
この辺りのファミペイについてのお話は、またあらためて記事にしたいと思います。
(ファミペイそのものについて記事にしましたので、こちらも参照してください。)
なお、「ファミリーマートでファミペイ払いするとファミペイボーナスが2倍」つまり0.5%還元率を上乗せ、というキャンペーンをやっていましたが、このキャンペーンは2023年4月30日をもって終了してしまいました。
ちなみに、ファミペイを利用してもポイントカード連携によるポイント付与はPOSAカードが対象外になっていますので、こちらの連携ポイントのキャンペーンは適用されません。
ミニストップでWAONで購入する
ミニストップでは電子マネーWAONでPOSAカードを購入することができます。
また、WAONのポイント還元率は0.5%なのですが、イオン系列の店舗での利用は2倍の1%還元となるのでミニストップでも1%の還元が受けられます。(イオンの公式ページ)
さらに、iPhoneユーザー限定となりますが、(手順も多く面倒ではありますが)
MIXI M 、ファミペイ経由
・エポスゴールドなどクレジットカード等からMIXI Mにチャージ
(クレカによっては、MIXI Mにチャージする際にauPAYプリペイドカードを挟むのもあり)
・Apple Payに登録したMIXI M からファミペイにチャージ
・Apple Payを使って、ファミペイバーチャルカードからWAONにチャージ
というルートを経由することで、
例えば、エポスゴールドの「選べるポイントアップショップ」にMIXI を選ぶことで1.5%、ファミペイバーチャルカードからWAONへのチャージで0.5%、上記のWAONでの支払いで1.0%、合計3.0%の還元を得ることができます。
ただし、Apple Payからファミペイへのチャージは月額2万円が上限となっています。
ファミペイに登録しているJCBブランドのクレカからさらに2万円チャージできますし、ファミマTカードなら100万円までチャージできますが、還元率は下がります。
auPAYプリペイドカード経由
・1.0%還元のクレジットカードからauPAYプリペイドカードにチャージ
・auPAYプリペイドカードでApplePay WAON にチャージ
という手順を踏むことで、+1% 合計2%のポイント還元を受けることができます。
ファミペイがApple Payに対応するまではこちらの方法が高還元でした。
ちなみに、ApplePay WAONでは、auPAYプリペイドカードをわざわざ経由しなくとも様々なクレジットカードから直接チャージができますが、チャージはできてもポイント付与対象外という場合が多いので、auPAYプリペイドカードを経由する方がまだポイント付与の可能性が高そうです。ただし、auPAYへのチャージでポイントが付与されるカードも決して多くはありません。また、チャージの月額上限は5万円となります。
(auPAYへのチャージでポイント付与されるクレジットカードについては、こちらの記事も参考にしてください。)
なお、大幅な還元率アップとはなりませんが、イオンカードセレクトを使うことで、WAONへのオートチャージで0.5%のポイント還元があるので、iPhoneユーザー以外でも、この方法で1.5%還元を受けることができます。
ただし、イオンカードセレクトはイオン銀行からの引き落としが必須と言う点はご注意を。
それにしても、WAONはポイントが2種類あったり、なんだかんだと色々と分かりにくい。
なお、この「ミニストップで購入」する方法の欠点は、ミニストップの店舗が非常に少ないということです。遠くの店舗までわざわざ買いに行くには面倒ですし。
ウエルシアで購入する
ウエルシアでは現金でしかPOSAカードを購入できないのですが、Tカードを提示することで、1%のTポイントの還元を受けることができます。
特定の日に購入する必要もありませんし、手順を踏む必要もありませんので、ポイント還元率は1%と高くはありませんが、一番簡単です。
残念ながら、「ポイント2倍デー」や「シニアズデー(ポイント3倍)」はPOSAカードは対象外です。
ただ、2023年3月末期限のモバイルTカードでポイント2倍というキャンペーンは対象となっています(ポイント付与の時期はズレますが実際に付与されました)ので、この先もキャンペーンの種類によっては対象になるかもしれません。
セブンイレブンでnanacoで購入する
セブンイレブンではnanacoでPOSAカードを購入することができます。
nanacoは利用時にポイント還元がありませんので、nanacoへのチャージでポイントを得ることになりますが、クレジットカードからの直接チャージが可能なのは、現在ではセブンカード・プラスだけで、還元率は0.5%です。
iPhoneユーザーであれば、他のクレジットカードが利用可能ですが、これもWAONと同じくauPAYプリペイドカードを経由する方が、ポイントを得られる可能性が高そうで、1%還元が狙えます。
ただし、WAONについても同じですが、auPAYプリペイドカードを経由する方法は、いつ改悪されるか分かりませんので、その点は御注意を。
番外編 ドン・キホーテでmajicaで購入する
私自身やったこともなければ詳しく確認していませんし、とても手間がかかりそうなので、こんな方法もありますという程度の紹介です。お勧めはしません。
手順としては、
・ベネフィットステーションまたはJ’sコンシェルで「gifteeギフトコード」を購入(5%のポイント還元)
・gifteeというサイトで、gifteeギフトコードを使ってmajicaギフト券を購入
・majicaギフトをmajica残高に統合し、ドン・キホーテでmajicaでPOSAカードを購入する
このような手順を踏むことで5%のポイント還元を受けることができます。
ただし、gifteeギフトコードが500円単位で1回使い切り、majicaギフト券は1会計で1枚のみ利用可、majicaギフト券の残高への統合は1日1回のみ、などあれこれと制約が多く、非常に面倒です。
なお、還元率は落ちますが、gifteeでmajicaギフト券を普通に購入しても構わないと思います。ただし、クレジットカード決済や楽天ペイが使えない(majicaギフト券の購入には使えない)ので、ApplePayやd払いなどを使うことになります。
いずれにしても私自身はやったことがありませんし、面倒そうです。
どのPOSAカードを購入するか
楽天ギフトカード
自分の用途にあったもの、必要なものを購入すれば良いのですが、例えばAmazonなどはプライム会員であったりするとやり方によってはもっとお得な方法がありそうですが、楽天ギフトカードであれば、楽天キャッシュにチャージすることで、楽天ペイでさらに1%還元率を上乗せできたり、楽天証券での投資信託の積立てに使えたりします。
ただし、上記の通り2023年4月30日でファミペイのキャンペーンの対象外となりました。楽天ギフトカードの魅力は下がってしまった感じですが、iPhoneユーザーであれば、MIXI M、ファミペイを経由してWAONを使ってミニストップで購入することによって、引き続き高還元をねらうことが可能です。
Androidユーザーの場合は、ファミペイで購入する(還元率1.0~1.5%)か、ウエルシアで購入する(還元率1.0%)か、WAONでミニストップで購入する(還元率1.0~1.5%)ことになり、大きな違いはありません。(それでも楽天カードから楽天キャッシュにチャージして0.5%還元を受けるよりはお得です。)
ちなみに、楽天カード(JCB限定)から「5と0の付く日」に楽天キャッシュにチャージすれば1%上乗せ還元というキャンペーンは3月で終了してしまったようです。
バニラVisaギフトカード
この他、「バニラVisaギフトカード」もVisaカードと同じように使えて便利そうです。ただし、ICチップなし、3dセキュア非対応なので利用範囲は限られますが。(あと、残高が減ってもチャージできない点も不便ではあります。)
(2023.4.5) バニラVisaギフトカードが4月5日から3dセキュアに対応しました。(公式のお知らせ)
実際に使ってみましたが、特に何もしなくても、3dセキュアの認証をしてくれます。
3dセキュアに対応してくれれば、かなり用途が広がると期待したのですが、結果的には少しだけ広がったという感じです。
バニラVisaギフトカードについて、使い方や3dセキュア対応でどう変わったのか、3dセキュアとは何かなどをまとめた記事を書いたので、こちらも御覧ください。
その他
これら以外でも色々自分の用途に合ったPOSAカードを購入すれば良いと思います。例えば、Amazonでよく買い物をするならAmazonギフト券でも良いと思います。ただし、何かのキャンペーンに参加する場合など条件に該当するかどうかはよく確かめて下さい。
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