ファミペイ お得な使い方と注意点

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UnsplashのChristiann Koepkeが撮影した写真

 大手コンビニの中でも決済方法について独自路線を行くファミリーマートですが、その象徴ファミペイについて、どのくらいお得なのか、入口・出口に分けて整理してみました。
 前回の記事で、POSAカードを買うならファミリーマートでファミペイ払いがお得と書きましたが、今回はファミペイそのものについて、ポイント還元を中心に整理してみました。

 ファミペイってよく聞くけど、何がどうお得なの? と言う方の参考になればと思います。


(2024.6.5) 2024年9月6日より、マネックスカードからファミペイへのチャージがポイント付与対象外となります。ご注意ください。

(2023.11.25) クレジットカードからファミペイ残高へのチャージ上限が2万円から30万円に大幅にアップしました。詳しくは本文の「チャージ上限について」の部分をお読み下さい。


ファミペイのポイント還元率の概要

 ファミペイのポイント還元率について、全体を概観すると下の図のとおりです。
 ちょっとごちゃごちゃしていて見にくいかも知れませんが、順を追って説明していきます。


入口(チャージなど)

 ファミペイは銀行口座やファミリーマートの店頭で現金でチャージすることもできますが、ポイントの還元がありませんので、ポイント還元を考えれば、クレジットカードからのチャージがお得です。
 また、チャージとは少し違いますが、「翌月払い」という方法を使うことでもポイント還元を受けることができます(現時点では)。

JCBブランドのクレカ

 ファミペイにチャージできるのはJCBブランドのクレジットカードです。
 カードによってポイント還元率が異なります。というか、ポイント付与対象外というカードも多いです。例えば、楽天カードリクルートカードはJCBブランドであっても、チャージはできますがポイント付与対象外です。

 2024年9月6日からマネックスカードもポイント付与対象外となります。Apple Pay経由でチャージしても付与対象外です。公式ページに明記されています。
 私はファミペイへのチャージにはマネックスカードを使っていますので、この改訂は大変痛いです。代替策を考えないといけません。

 現時点でポイントの付与対象と言う情報があるのは、PayPayカードマネックスカードPonta Premium Plus です。ポイント還元率はいずれも1%です。
 イオンカードもポイント付与されるようですが、還元率は0.5%です。
 Tカード プラス PREMIUMでもポイントが付与されるという情報もありますが、情報の数が少ないので、注意が必要かも知れません。

 私自身は、マネックスカードでチャージしており、ポイントもちゃんと付与されています。
 PayPayカードは複数の国際ブランドがありますが、チャージできるのはJCBブランドのみです。
 Ponta Premium Plusは、年間5万円以上の利用が無いと翌年年会費が発生します。また、特定月に利用金額に応じたポイントの割り増しがありますが、少しややこしいので割愛します。

チャージ上限について

 これまでは、ファミマTカード以外のJCBブランのクレジットカードでは、1か月あたり2万円までしかチャージできませんでしたが、2023年11月22日の変更でチャージ上限が大幅に引き上げられ、本人確認の手続きを済ませることにより、1か月当たり30万円までチャージできるようになりました
ファミリーマートからのお知らせ

 対象のクレジットカードを複数利用する場合は、利用合計金額によって、上限を超えているかどうかが判定されます。(1枚あたり30万円ということではない)

 また、あわせて、1回あたり3万円1日あたり10万円までチャージすることも可能となりました。これらの変更によって、非常に使いやすくなりました。 (ファミペイのQ&Aを参照ください)

チャージ上限の変更方法

 まずは、本人確認が済んでない場合は本人確認の手続きを行う必要があります。

 本人確認の方法は、公式ページに記載されていますが、ファミペイのホーム画面左上の人型のマークをタップするとマイページに入れますので、「設定」→「支払方法」→「セキュリティ設定」と進んで、そこから「本人確認」に進みます。
 あとは指示どおり、証明書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)を撮影したり、自分自身を撮影するなどして申請します。
 すぐさま(数分もかからなかった)結果が返ってきます。

 本人確認が済めば、次に、同じ「セキュリティ設定」の中に「チャージ残高上限を30万円にする」ボタンや、クレジットカードによるチャージ上限金額を1日あたり、1か月あたりで設定する項目がありますので、それぞれ設定します。

ファミマTカード

 ファミマTカードでチャージすることで、0.5%のポイント還元を受けることができます。

 これまでは、他のJCBブランドのクレカに比べ、チャージ上限金額が非常に高いというのがメリットでしたが、先に書いたようにJCBブランドのクレカのチャージ上限が大幅に緩和されたため、ファミマTカードのメリットがあまり無くなってしまいました。
 本来は、1か月で100万円までチャージできるのですが、現在は、フィッシング詐欺防止のためということで上限10万円に制限されてます。 つまり、他のクレジットカードよりもチャージ上限が低いという状態です。(ファミペイのQ&A

 ちなみに、ファミペイへのチャージで還元されるのは、通常の利用とは異なり、Tポイントではなくファミペイボーナスですので、あれポイントが付いてないなどと勘違いされないように。

 なお、ファミマTカードは、利用額に応じてTポイントが付与される「サンクスポイントプログラム」の対象カードです。説明は割愛しますが、関心のある方はこちらをご覧ください。

ファミペイ翌月払い

 ファミペイには「翌月払い」というクレカのような機能もあります。
 その月の利用分を翌月にまとめて支払うという方法です。
 具体的には、1日から月末までの利用分を翌月の5日から27日までにファミリーマート店頭で支払うか、27日に銀行から引き落とされる仕組みです。店頭支払いは手数料が必要ですので、銀行引落しをお勧めします。

 ポイント還元率は、翌月払いの利用による部分で0.5%です。(ファミペイ利用の通常還元0.5%とあわせることで1%の還元と謳っています)
 さらに、2023年9月からは、「翌月払いステップボーナス」という新しいプログラムが始まり、上記の1%に加えて、ファミペイバーチャルカードを登録していれば、0.2%上乗せされて、全体として合計1.2%の還元(ファミペイボーナス)を受けることができます。(公式ページの案内はこちら
 これに加えてファミペイローンを契約していれば、上乗せ分が4.0%になりますが、このためにローンを契約するのはおすすめしません。
 

 翌月払いを利用するためには、ファミペイアプリ上から申し込み、審査を経て、利用が可能となります。審査にかかる時間は割とすぐだったと記憶しています。(公式では通常5分と説明されています)

 利用上限額ですが、私の場合は申し込み段階から10万円まで可能でしたが、人によってはこれが5千円と言う例もあるようで、まちまちな感じです。上限額はファミリーマートの側が決めてくる枠内でしか設定できない仕様で、どんな条件ならいくらまでというようなことも公開されていません。

 注意点として、利用上限額は1ヶ月の利用上限ではなく、支払いが終わるまでの上限ということです。例えば、2月に上限いっぱいまで利用したとすると、3月にその利用分を支払うまで(銀行引き落としなら27日まで)利用ができないことになりますので、注意してください。支払いが完了することで利用上限額が復活します。

その他

 これら以外に、ファミリーマート店頭での現金チャージ、銀行口座を登録して銀行口座からチャージ、Apple Payからチャージ という方法もありますが、現金、銀行からのチャージはポイントも付きませんし、Apple Payからのチャージはチャージ上限が1ヶ月2万円のままですので、利用することは無いと思います。

 ちなみに、現金によるチャージは1ヶ月のチャージ上限が200万円となっています。(チャージ残高の上限は10万円もしくは30万円ですが)


出口(利用方法)

ファミペイの利用は、アプリでのコード決済が基本となりますが、いくつかのキャンペーンを含めて、お得な利用方法について整理してみました。

ファミペイ バーチャルカード

 オンライン上で発行されるバーチャルなプリペイドカードと言えばよいでしょうか。

 利用した際のポイント還元率が0.5%ですので、特別お得というわけでは無いのですが、街のお店ではQUICPay+、ECサイトではJCBカードとして使えますので、ファミペイのコード決済に比べて、対象店舗が格段に広がります。

 還元率1%のクレカでチャージして使えば、合計1.5%還元となるので、まあまあではないかと思います。

 街のお店で利用するには、Google Pay もしくは Apple Pay への登録が必要です。 
 以前は、Google Payのみ対応でしたが、2023年5月11日からApple Payにも対応するようになり、Apple PayではQUICPayに加えてJCBのタッチ決済にも対応しています。

毎月4の付く日にECサイトで利用すると4%のポイント上乗せというキャンペーンがありましたが、残念ながら、この4の付く日のキャンペーンは、2024年2月で終了しました。
(ファミペイのキャンペーンページ

(2024.6.5) 2024年6月と7月限定でしょうか、再び4の付く日のキャンペーンが行われています。 しかも14%も上乗せ。 ただし、付与上限は各月500円相当となっています。
なお、ECサイトでの利用が対象ですのでお間違え無く。
(ファミペイのキャンペーンページ

電子マネー等へのチャージ

 ちなみに、Apple Payの「出口」の項でも記載していますが、Apple Payでチャージが可能な、Suica、WAON、IDARE、B/43などへのチャージは軒並みポイント付与対象外です。
 ⇒ ファミペイ・ポイントサポートページのQ&A
 

本人確認

 本人確認をしなくてもファミペイバーチャルカードを利用することは可能ですが、本人確認をすることで、1ヶ月の利用上限額が10万円から100万円にアップします。
 ただし、クレジットカードでの1か月でのチャージ上限が30万円、翌月払いが10万円までですので、それ以上利用するには現金チャージが必要となります。

ファミリーマートで通常の買い物

 ファミペイに連携したポイント(dポイント、楽天ポイント、Tポイントから選択)の還元が2倍(200円で2ポイントの還元)という毎月開催のこちらのキャンペーンが続いています。
 エントリーが必要ですので、毎月エントリーを忘れないようにしましょう。
 ただし、「本キャンペーンは予告なく中止・中断することがあります。」とありますので、いつ終了してもおかしくはありません。

 大手コンビニでの比較で言うと、ローソンやセブンイレブンでは、三井住友カードOliveフレキシブルペイ、あるいは三菱UFJカード5%以上の還元を得ることも可能なので、ポイント還元という点では、見劣りします。


ファミリーマートでPOSAカードを購入

 POSAカードの購入については、楽天ギフトカード除いて、ファミリーマートでファミペイ払いをするのが断然お得です。
 楽天ギフトカードを含めて、どんな買い方があって、どれがお得かについては、前回の記事「POSAカードをお得に買う方法」をご覧ください。

 0と5の付く日にファミペイ払いでPOSAカードを購入すると、1.5%分のポイント還元というキャンペーンをやっています。
(2023年5月から楽天ギフトカードがこのキャンペーンの対象外となりました。)
(2024年3月1日から、1.5%還元のキャンペーンを「5と0の付く日」に加えて「末尾に1の付く日」にも拡大されました。)

 これに、基本のポイント還元を加えると、1.5+0.5で2.0%のポイント還元となります。さらにチャージ分のポイントと合わせると、合計で2.5~3%の還元になります。
楽天ギフトカードについては、1~1.5%の還元率となります。)

 なお、POSAカードの購入ではもともと連携ポイントの付与がありませんので、連携ポイント2倍のキャンペーンは対象外です。

 POSAカードには色々な種類がありますが、その中でも楽天ギフトカードを買って楽天キャッシュにチャージし、楽天ペイで決済すると楽天ペイの利用による1%のポイント還元が上乗せされるので、POSAカードのキャンペーン対象外になったとは言え、2~2.5%の還元を得ることができます。
 つまり、楽天カードから楽天キャッシュにチャージするよりもお得に利用することができます。

 また、Amazonギフト券や、1枚あたり1万円が上限となりますがバニラVisaギフトカードあたりも、お得に使えると思います。

 バニラVisaギフトカードについてはこちらの記事をご覧ください。

Apple Payへの対応

 2023年5月11日から、ファミペイがApple Payに対応しました。(公式のお知らせはこちら
 しかしながら、大きく話題になった、早速7月14日から、MIXI Mからファミペイのチャージができなくなりました。
 さらに、8月には、ファミペイから各種電子マネーへチャージしてもポイント(ファミペイボーナス)の付与対象外となりました。

 結局、Apple Payに対応したけれども、少し利便性が向上したという程度に落ち着いてしまいました。

入口(Apple Payからチャージ可能に)

 Apple Payに設定したJCBカードからファミペイにチャージすることが可能となりました。

 ただし、残念ながらMIXI Mからファミペイにチャージするというルートは塞がれてしまいました。
 Apple Payに登録した他のクレカからファミペイにチャージすることは可能ですので、還元率としては、クレカからの直接チャージと同じになります。

 なお、Apple Payからファミペイへのチャージは、ひと月当たり2万円までとなっていますが、これはクレジットカードからのチャージとは別枠でカウントされます。

2023.11.25 クレジットカードからのチャージ上限は30万円にアップされましたが、Apple Payからのチャージの上限は2万円のままです。)

出口(QUICPay+、JCBのタッチ決済に対応)

 ファミペイバーチャルカードをApple Payに設定して使えるようになりました。
 これによって、これまでGoogle Payでのみ利用可能であったQUICKPay+、さらにはJCBタッチ決済にも対応するようになり、iPhoneユーザーも街のお店で広く使えるようになりました。

 さらに、ファミペイから、WAONnanacoモバイルSuicaなどへチャージすることも可能となり、出口が広がりました。
 ただし、チャージすることは可能ですが、2023年7月1日の改訂に加えて8月1日以降は、ほぼすべての電子マネー等へのチャージがポイント付与の対象外となりました。

ファミペイバーチャルカードからのチャージでファミペイボーナス付与の対象外となるもの
2023年7月1日から
 WAON、nanaco
2023年8月1日から
 Suica、PASMO、ICOCA、ANA Pay、ARIGATOBANK、ハチペイ、IDARE、B/43
2024年4月16日から
 JAL Pay、バンドルカード

ファミペイ公式のQ&A

 上記のような改変はあるももの出口は広がって便利にはなりました。

 また、楽天ギフトカードについて言えば、POSAカードのキャンペーンの対象外となってしまったので、iPhoneユーザーであれば、ファミリーマートで直接買うよりも、ファミペイからWAONにチャージしてミニストップで購入する方が高還元を狙えます。もしくはauPAYプリペイドカードやクレジットカードから直接WAONにチャージして購入。
 この点についても、こちらの記事「POSAカードをお得に買う方法」で触れていますので、ご覧ください。

 ちなみに、Androidユーザーについて言えば、Google Payに登録したJCBカードからはファミペイにチャージすることはできないので、もともとMIXI Mを使ったファミペイへのチャージはできません。
 また、出口側も、Google Payを使ってファミペイからWAONなどにチャージするということもそもそもできません。

最後に

 以上の通り、ファミペイは一部キャンペーンが終了あるいは対象外になったものがあるとは言え、使い方によっては、まだお得に使えると思います。

 クレジットカードからのチャージ上限が大幅にアップしたことによって、POSAカードの購入などはとても使いやすくなったと思います。

 また、MIXI Mの件、電子マネーへのチャージの改悪があったとは言え、Apple Payに対応したことによって、iPhoneユーザーにとっても、利便性は増したのではないかと思います。

 ただし、POSAカードの購入など以外で、普通に買い物をするのであれば、他にも簡単でお得な決済方法がありますので、こちらの記事「簡単に高還元を得られるキャッシュレス決裁 5選(実店舗編)」を参考にしてみて下さい。

コメント

  1. より:

    >支払いが完了することで利用上限額が復活します。クレジットカードなどと異なる点です。
    クレジットカードと同じだろ

    • 奈似爺 より:

      ご指摘ありがとうございます。
      仰る通りで、私の勘違いでした。
      コード決裁とは異なったりしますが、クレジットカードとは同じですね。
      本文を修正いたしました。
      申し訳ありません。

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