PayPay資産運用 ポイント投資やってみた

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UnsplashのJoshua Mayoが撮影した写真

 PayPay資産運用を利用したPayPayポイントの現金化については、概要を以前に記事にしましたが、実際にやってみましたので、うまくいったのか、また注意点は何かなどをお伝えしたいと思います。

 証券口座を使ってポイントを現金化する際には、取引きコストや価格変動のリスクが課題の一つです。PayPay資産運用の場合は、日興フロッギーと異なり、ETFや株はリアルタイムで取引ができ、うまく取引きすれば、価格変動リスクは抑えられると思うので、適当なETFを売買してみました。
 ただし、コスト(手数料)はそこそこかかりますので、そのあたりのところを含めて説明したいと思います。

 ちなみに、新NISAの取り扱い開始に向けて、2023年12月30日に大幅に取り扱い銘柄が増えるようです。 具体的な銘柄は、こちらのお知らせページをご覧ください。
 この中には、国内債券を対象とする投資信託も入っていますので、これなら価格変動は少なく、手数料も抑えられるので、こちらを使う手もあります。

 PayPay資産運用とは? や ポイントを現金化するって? ということについては、以前の記事を参照ください。

PayPay資産運用の始め方

PayPay証券の口座開設

 PayPay資産運用を利用するためには、PayPay証券に口座を有していることが前提になります。
 ですので、まだ口座を持っていない場合は、PayPay証券の口座を開設する必要があります。

 PayPay証券の口座開設は、オンラインの手続きだけで簡単に終わります。

 口座開設の流れは、こちらの公式ページに記載の通りです。

 本人確認書類は、マイナンバーカードがあれば、それだけで足ります。
 オンラインで必要事項を入力した後、スマホでマイナンバーカードや自分の顔を撮影します。

 私は、PCから手続きを始めたのですが、私の環境のせいなのか、スマホの撮影とPCとの連携がうまくいかずに、途中で手続きが止まってしまったことがありました。最初からスマホで手続きをした方が良かったかもしれません。

 口座開設が完了すれば、メールで連絡があります。
 申し込んでから約1週間くらいでした。
 このメールには、取引に利用する入金口座(PayPay資産運用では使いませんが)など重要な情報が含まれていますので、廃棄したりしないよう大事に保管しましょう。
 (他の証券会社だと文書で送ってきたりすることも多いですけれど)

 ちなみに、証券口座を開設する際には、ポイントサイト使った方がお得です。
 ポイントサイトとはなんぞや、ということについては、こちらの過去記事を参照ください。

PayPay資産運用の利用

 PayPay資産運用は、コード決裁のPayPayアプリから利用します。(PayPay資産運用の正式名称はPayPay証券ミニアプリらしいです)
 PayPay証券のHPやアプリからではありませんので、注意してください。

 PayPay資産運用を利用するためには、PayPay本人確認を済ませている必要があります。
 本人確認についてはこちらを参照ください。

 本人確認が終われば、PayPayアプリのホーム画面、中断あたりに「資産運用」というボタンがあるので、ここをタップして始めます。

 使い方の概要は、こちらのページを参照ください。


ポイント現金化の方法

 PayPayポイントの現金化は、ETF、株、投資信託のどれかをポイントで購入し、これを売却することで行います。
 売却代金は、PayPayマネーとしてPayPayの残高にチャージされますので、これを銀行(PayPay銀行)払い出して現金化します。

 投資信託は買って即売却ということができないので、買いから売りまでの間に時間が空き、その間に価格が下落すると損失を被ります。もちろん逆に価格が上昇する場合もありますが。
 銘柄を選べば、コスト(手数料)の方はほぼゼロに抑えることができます。

 一方で、ETF、個別株は、取引時間内であれば、リアルタイムで取引ができますので、うまく取引きすることによって、価格変動リスクを抑えることができますが、今度は手数料がそれなりにかかってきます。

 どちらを選ぶかですが、今回は、国内ETFを買ってみました。

 ちなみに、現金化とは直接関係ありませんが、購入に利用できるのは、PayPay残高で、そのうちPayPayポイントとPayPayマネーです。
 PayPayマネーライト(クレジット(旧あと払い)からのチャージ)は利用できません。
 投資信託の積み立ては、クレジット(旧あと払い)も利用できてポイントも付与されます。
 PayPay資産運用での積立投資等については過去記事を参照ください。

実際の購入・売却

 PayPay資産運用の画面に入ったら、PayPay証券のID、パスワードでログイン(初回のみ)、購入する銘柄を選びます。
 銘柄の検索をや「コース/銘柄ランキング」などから、希望の銘柄を探して選びます。

 今回は、適当に日経平均ETFを選びました。

 対象銘柄を選んだら、「買う」をタップ、「注文パスコード」(口座開設の際に設定)を入力、購入する金額(ポイント)を入力して、購入します。注文は100円以上1円単位で可能です。
 PayPayポイントを利用するところがONになっていることを確認しておきましょう

 売却も同じような流れです。

 「保有銘柄」のところから売りたい銘柄を選び、全部売るので「全部売却」を選んで実行するだけです。
 売却代金がすぐさまPayPay残高にチャージされます。

実際にどうだったのか

 適当に日経平均ETFを選んで、購入、すぐさま売却しました。
 手数料が差し引かれましたので、若干目減りしました。やはり、1%ほど減りました。価格変動や端数処理などもあるので、ピッタリ1%減になるとは限りませんが。
 売却代金は、無事PayPay残高にチャージされました。

 成り行き注文での売買なので、売買にちょっと待たされる場合もありますが(ほんのちょっと)、操作自体はスムーズで、画面も分かりやすいので、使い勝手は良いと思いました。

 あとはこれを銀行に払い出し(出金)すれば現金化が完了です。
 (PayPay銀行以外に払い出すと手数料が発生します)

注意点

若干の目減りを覚悟する必要がある

 すでに述べたように、投資信託の場合は、価格の変動リスク(上昇する場合もありますが)があり、ETFや株の場合は手数料(スプレッド)が結構かかります。

 日本株、日本ETFの場合は、東京証券取引所の立会時間内(9時から11時30分、12時30分から15時)は0.5%、それ以外(11時30分から12時30分)は1.0%です。
 ですので、最低でも往復1.0%のコストがかかることになります。

取引き時間が限られている

 ETFや株の場合、外国証券は24時間いつでも取引できますが、日本証券の場合は、東京証券取引所開場日の 9時00分10秒から14時59分00秒までです。
 また、取引所休憩時の11時30分から12時30分の間も取引できますが、上で書いた通り、ETFについては、手数料が倍になっていますので、注意しましょう。

 投資信託の場合は、申し込んでから約定するのは翌営業日以降ということになります。

PayPay銀行以外に払い出すと手数料が発生する

 PayPay資産運用での売却代金は、PayPay残高にPayPayマネーとしてチャージされますが、これを銀行に払い出す際には、PayPay銀行なら無料ですが、他の銀行なら100円の手数料が必要です。

 なお、払い出し(出金)は、100円から可能です。

最後に

 PayPay証券に口座を持っているのであれば、PayPay資産運用を始めるのは簡単ですし、PayPay証券の口座開設も割と簡単にできます。

 PayPay資産運用(PayPay証券ミニアプリ)の使い勝手自体は悪くありませんし、操作も分かりやすいと思いますので、PayPayポイントを現金化するのは難しくはないと思います。

 問題は、ETFや株を利用した場合は、結構コストがかかるということです。これをどう考えるかです。
 単純計算なら、仮に1%のコストをかけても、現金化したものを、例えば3%のポイント付与決裁サービスで利用するなら、その差が得ということにはなります。
 ただ、そこまで手間をかけるか。 ポイントがどれだけ貯まっているかにもよると思います。

 今回はETFを利用しましたが、今度は投資信託でもやってみようかと思います。

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