楽天キャッシュは、楽天ペイでお買い物に利用したり、楽天証券で投資信託の積み立てに利用することもできますし、楽天キャッシュを利用すればそれだけでポイント還元もあります。
楽天キャッシュを利用した際のポイント付与ルールは2024年6月に変更があり、楽天キャッシュを利用すれば、チャージ方法を問わず、基本的に0.5%のポイント還元があります。詳しくは公式サイトの「重要なお知らせ」をご覧ください。
また、支払い元を楽天キャッシュにして楽天ペイで支払うと、さらに1.0%ポイント上乗せされて合計1.5%還元というわけです。
加えて、楽天キャッシュにチャージする際にポイントを稼ぐことができれば、さらにお得になります。
そこで今回は、楽天キャッシュにお得にチャージする方法について、あらためて整理するとともに、実際にやってみて、ちょっと注意する点などについて解説します。
楽天ギフトカードを利用
楽天ギフトカードをお得に購入して、楽天ギフトカードから楽天キャッシュにチャージする方法です。
楽天ギフトカードをお得に購入する方法はいくつかありますが、詳しくは過去記事「POSAカードをお得に買う方法」をご覧ください。
この方法の欠点は、わざわざ店舗に足を運ぶ必要があること、楽天ギフトカードが売り切れている場合があること、ということです。(実際に店舗によっては見当たらないこともありました)
その代わり、特に曜日や決まった日に買いに行く必要がないのは利点です。
ちなみに、私はAndroid民ですので、「Likeme by saison card Digital」でファミペイにチャージ、ファミリーマートで楽天ギフトカードを購入、という方法で還元率は1.5%です。
これに、支払い元を楽天キャッシュにして楽天ペイを利用することで+1.5%(対象外店舗では+0.5%)還元となりますので、合計3%還元(または2%還元)で買い物ができます。
「Likeme by saison card」はあまり聞きなれないかも知れませんが、なかなか便利なクレジットカードです。
詳しくは、こちらの記事「Likeme by saison card 作りました」をご覧ください。
ANA Payを利用
ANAマイレージクラブで発行されるバーチャルプリペイドの「ANA Pay」を利用する方法です。
有名なのは、JAL Payマイレージバンクアプリで利用できるJAL Payをさらに間に挟む方法で、以下のような流れでチャージしていく方法です。
クレジットカード → JAL Pay → ANA Pay → 楽天Edy → 楽天キャッシュ
ですが、私はJAL Payを経由せず、クレジットカードから直接ANA Payにチャージしています(理由は後程)。
具体的には、以下のように、日曜日に利用すると1.5%還元となるVポイントカードPrimeを利用しています。
Vポイントカード Prime → ANA Pay → 楽天Edy → 楽天キャッシュ
この場合のポイント還元率は、VポイントカードPrimeからANA Payへのチャージ(日曜日)で1.5% + ANA Payから楽天Edyへのチャージで0.5% の合計2.0%になります。
ここから楽天ペイで利用すると+1.5%還元(対象外店舗の場合は0.5%)で合計3.5%(又は2%)還元でお買い物ができます。
楽天証券の積み立てでも+0.5%還元なので、2.5%還元となります。
ただし、ANA Payへのチャージではポイント付与対象外となるクレジットカードも多くあります。
三井住友カード、楽天カード、dカード、リクルートカードなどなど、多くのカードがポイント付与対象外です。今のところ、ポイントが付与されるという情報があるのは、ANA系のクレジットカード以外では、PayPayカードとVポイントカードPrimeくらいでしょうか。
ただし、ANA Payに直接チャージする場合はポイント付与対象外でも、au Payプリペイドカード(iPhoneのみ可、au Payのポイントは無し)やJAL Payなどを経由することでポイントを得られる場合もあります。
ですので、VポイントカードPrimeからのチャージも、いつ塞がれてもおかしくはありません。
ANA Payの登録手順
ANA Payの登録の前に、ANAマイレージクラブに入会しておく必要があります。
マイレージクラブへの入会は、ウエブサイトからできますので、指示通りに進めていけば大丈夫です。
なお、入会手続きの中で「パスポートに記載の通りに姓名を入力するよう」指示されますが、別にパスポートを持っている必要はなくて、普通にローマ字で入力すればOKです。
次に、ANAマイレージクラブアプリでANA Payの登録を行います。
ANAマイレージクラブアプリをダウンロードし、公式ページの説明どおりに進めていけばOKです。
ANA Payの登録が済めば、ANAのバーチャルプリペイドカードが利用できるようになりますので、これを使って楽天Edyにチャージします。
ちなみに、ANA Payへのチャージは、本人確認が済んでいないとチャージ上限が低いので、必要に応じて本人確認を済ませておきましょう。
例によって、銀行口座の開設などで利用される「eKYC」です。運転免許証やマイナンバーカードなどの身分証明書を用意して、指示通りに行えばOKです。
ANAマイレージクラブアプリから行います。
ANA Payから楽天Edyへチャージ
楽天Edyへのチャージは、楽天ペイアプリではなく、楽天Edyアプリを利用しましょう。
楽天ペイアプリだと、チャージ設定できるクレジットカードは楽天カードのみです。ANA Pay(バーチャルプリペイドカード)を設定することができません。
あかじめ、楽天会員情報のページの「お支払方法」にANA Pay(バーチャルプリペイドカード)を登録しておくと良いです。
楽天Edyアプリを開き、チャージ方法の設定画面で「楽天会員情報に登録済みのクレジットカード」をタップし、ANA Payを選択します。
すでに楽天カードなどが設定されてしまっている場合は、「他のクレジットカードを選択」をタップし、設定を変更します。
また、このページから楽天会員情報のページに飛ぶこともできます。
ANA Pay(バーチャルプリペイドカード)の登録ができれば、金額を指定してチャージすればOKです。
チャージの上限と下限はこちらの公式ページFAQをご覧ください。最低1000円からのチャージになります。
楽天Edyから楽天キャッシュへチャージ
楽天Edyと楽天キャッシュは相互交換が可能ですが、操作ができるのはAndroid端末のみです。
iPhoneでは手続きできません。
チャージは、楽天Edyアプリ、楽天ペイアプリ、どちらからでも行うことができます。
具体的な操作方法は、公式ページをご覧ください。
あとは、楽天ペイでお買い物をするなり、楽天証券の積み立てで使うなりしましょう。
ANAマイルの利用方法
ANA Payから楽天Edyへのチャージで0.5%のポイント還元がありますが、これはANAマイルで付与されます。
飛行機をよく利用される方であれば、飛行機利用で貯まるマイルや利用するマイルにANA Payの分を加えれば良いだけなので問題はないのですが、私のように全く飛行機に乗らない者にとっては、使い道が問題です。
ANAマイルはANA Payにチャージして利用することもできるのですが、クレジットカードでチャージできる「ANA Payキャッシュ」とANAマイルがチャージできる「ANA Payマイル」の二つの財布に分かれており、これらを合算して利用することはできません。
つまり、楽天ポイントのように楽天ペイでチャージ分とポイントを一緒に利用するようなことができないというわけです。
ただし、ANA Payへは1マイルからチャージ可能で、利用可能なのも11マイルからと少額の利用が可能ですし、例えば、1000マイル溜まればこれをANA Payにチャージしてさらに楽天Edyへにチャージすることができます。(楽天証券で投信積立をしているなら、1000マイルはすぐに貯まると思います。)
また、Amazonギフト券を購入するなど、少額で利用できる使い道などもありますので、飛行機に乗らない場合も使い道に困ることはないでしょう。
私がJAL Payを利用しない理由
JAL Payを利用する場合1回チャージが増えて面倒、JAL Payを付与されるJALマイルが使い辛い、という理由で、私はJAL Payは利用していません。
先ほども書いたように、私は飛行機に乗る機会が全くと言って良いほどありません。
JALマイルは、JAL Payにチャージ(JAL Payポイントとしてチャージされる)したり、他のポイント(dポイント、Pontaポイント、WAONなど)に交換したりできるのですが、10,000マイル以上でないと交換レートが大きく下がります。
JAL Payポイントは、JAL Payでの支払いの際、日本円残高に優先して使われるということなので、ANA Payのように財布が分かれているわけではないのは良い点です。
しかし、10,000マイルをJAL Payで貯めようとすると、200万円の利用が必要になります。
レートが下がっても良いのなら、500マイルからチャージできますし、3000マイルあればdポイントやPontaポイント、電子マネーWAONに交換もできますが。
と言うわけで、JAL Payを利用するメリットに比べて手間がかかる、面倒と言うのが、今のところの私の考えです。というわけで、JAL Payは利用していません。
まとめ
楽天キャッシュへのチャージで高還元なのは、大きく2つ(楽天ギフトカードまたはANA Payの利用)かと思います。
iPhoneの場合は、WAONを使ってミニストップで楽天ギフトカードを購入するというのが一番還元率が高くなると思います。
ただし、ミニストップの店舗が少ない、店舗に出向く必要がある、楽天ギフトカードが売り切れている場合があるというデメリットがあります。
Androidの場合は、楽天Edyを利用してチャージする方法が便利でかつ還元率も高いと思います。こちらは、現在のところAndroidのみ対応です。
ただし、ANA Payから楽天Edyへのチャージが安定しないという話もあります。
(私自身は今のところ失敗していませんが)
それが嫌なら、少し還元率は落ちますが、ファミリーマートで楽天ギフトカード購入が良いでしょう。
どちらにしても、これらの方法はいつ改訂(改悪)されてもおかしくないルートですので、その点は覚悟しておきましょう。
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