楽天ペイが少し面倒に

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 楽天ペイポイント付与のルールが2025年7月から改訂され、ちょっと面倒になります。

 改訂されるのは、楽天ペイのチャージ払いの場合です(つまり楽天キャッシュを支払い元にする場合)。
 ポイント還元率は従来通りなのですが、そのための条件が新たに設定されました。

 なお、楽天ペイの利用に伴う改訂は7月からですが、後ほど詳しく説明するように、条件クリアのための「カウント期間」は5月16日から、もう既に始まっています。

 楽天ペイを使い慣れている人にとっては、ちょっと面倒だな、という内容ですが、使い始めたばかりやこれから使いおうかという人にとっては、かなりややこしい、注意点が多いものです。

 と言うことで、改訂の内容や注意点などについてできるだけ分かりやすくまとめまてみました


改訂の概要

楽天ペイの支払い方法

 楽天ペイは、支払い元として、「銀行口座」「クレジットカード」「楽天キャッシュ」が利用できます。
 このうち、楽天キャッシュを支払い元とすると1.5%のポイント還元があり、この方法が一番お得です。
 楽天キャッシュを楽天ペイで利用する、と言うのはいわゆる「チャージ払い」と言うことです。

 「銀行口座」から直接引き落とす方法だと1%、「クレジットカード」からの引落しならそのカードの還元率、と言うことになります。

 この辺りの事は、過去記事「楽天ペイ お得に使う方法」で解説していますので、あわせてご覧ください。

 また、楽天キャッシュは、様々な方法でチャージできますが、やり方を工夫してお得にチャージすれば、さらに還元率が上乗せできます。

 これについては、「楽天キャッシュへお得にチャージする方法」を御覧ください。

今回の改訂内容

 前置きが長くなりましたが、今回の改訂を一言で言うと、楽天ペイを楽天キャッシュを支払い元として利用した場合のポイント還元率1.5%を得るために、新しい「条件」が加わったということです。

 条件をクリアしなかった場合は、1.5%還元ではなく、1%還元になってしまいます。

 以下で注意点を含めてできるだけ分かりやすく解説しますが、公式ページの説明は「楽天ペイアプリのポイント還元プログラムが新しくなります」をご確認ください。


1.5%還元を得るための「条件」

 具体的な条件は、

「カウント期間」中に、2回、楽天ポイントカード提示して、ポイントを付与してもらう

ということです。

 楽天ペイでポイントを獲得してもダメです。ポイントカードでのポイント付与が必要ということです。

 また、ここで言う「楽天ポイントカード」は、簡単に言うとスマホで利用するもの、楽天ペイアプリのポイント機能や他のアプリで楽天ポイントカード機能が付いているものを指します。
 プラスチックのカードや楽天カードの裏面に搭載されているものなど物理カードは含まれません

 また、公式ページでは「提示」となっていますが、提示してポイントを付与してもらう必要があります。
 例えば、利用するポイント提携店舗が0.5%還元の場合、199円までの買い物ではポイントカードによるポイントが付与されませんので、カウントの対象となりません。ここも要注意です。

 また、この「カウント期間」とは、適用期間(月初から月末まで)の前々月の16日から前月の15日まで、となっています。
 下の図のようなイメージです。ちょっとややこしいですね。

楽天ポイントカード提携店舗

 楽天ポイントカードを提示してポイント付与を受けられる店舗については、こちらの公式ページを御覧ください。

 ざっと見たところ、ほとんどの店舗では、200円につき1ポイント、つまり0.5%還元となっていますので、200円以上のお買い物を2回しないと条件クリアとならないということです。
 ただ、中にはENEOS(ガソリンスタンド)のように、2リッターにつき1ポイント付与と金額ベースでないところもあります。


注意点まとめ

1.楽天ポイントカード
 ポイントカードは、物理カードではなく、楽天ペイアプリなどアプリに付帯したものを利用する

2.ポイントカードの提示
 楽天ポイントカードの提示で最低でも1ポイント付与してもらう必要がある
 ポイントカードを提示してもポイント付与がないとカウント対象外
 特に、多くの店舗では、199円以下の買い物ではポイントが付与されないので注意

3.カウント期間と適用期間のズレ
 実際に楽天ペイアプリを利用する期間(適用期間)よりも少し前、半月前まで(カウント期間)に条件をクリアしておく必要がある。上記の図なども参考に、期間が過ぎていたなどとならないように

4.ポイント付与対象外店舗
 記事本文では触れていませんが、条件をクリアしても、1.5%還元とならない店舗(ポイント付与対象外店舗)があります
 具体的には、こちらの対象外店舗一覧を御覧ください
 同じ会社でも、すべての店舗が対象外の場合と、一部店舗だけが対象外の場合があります
 対象外店舗では、条件をクリアしても1.5%還元ではなく、0.5%還元となります
 ちょっとややこしいですが、「楽天ペイ お得に使う方法」の記事で解説していますので、ご覧ください


最後に

 楽天ペイは、コード決済の中でも特にお得だと思っており、私もできるだけ利用するようにしています。
 これまで、上記の注意点の最後にあげた「ポイント付与対象外店舗」が一番の弱点でした。

 今回さらに条件が加わったことで、注意点が増えたのでちょっと面倒だなというのが正直なところです。

 それでも、今のところは、楽天キャッシュにお得にチャージできれば、「ポイント付与対象外店舗」であっても、有利な支払い方法だと思います。
(COIN+、Visaタッチなどのキャンペーンや特定店舗での三井住友カードのタッチ等を除いてですが)

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