Revolut 解約しました

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UnsplashのSophie Dupauが撮影した写真

 英国の金融サービス「Revout」、メインは海外送金サービスのようですが、プリペイドカード(むしろデビットカードに近いでしょうか)も発行してもらえ、Visaカードとして使えます。
 これまで、他社のクレジットカードなどの出口に利用したり、他のプリペイドカードへさらにチャージするための経由に使っている人も多くいました。

 私も無料のスタンダードプランを契約し、auPAYプリペイドカードの出口に使っていたのですが、auPAYプリペイドカードからのチャージがポイント付与対象外になるなどして、出番が無くなっていました。

 そうこうするうちにクレジットカードからのチャージに手数料が必要になるという話があったり、不正利用が発生してカードが抹消になったり、とあまり持っている意味も無くなってきたので、解約することにしました。
 Revolutって時々耳にするけれどどうなの?という方、あるいは解約を検討されている方の参考になればと思います

Revolutとは

 冒頭に書いたように、英国の金融サービスで、ひとつのアプリでお金の管理、両替、送金などを行えるというのが売りで、海外送金や決済、両替などは手数料の面でもかなりリーズナブルに行えるということでした。

 サービス内容に応じて、無料のスタンダードプランのほか有料のプレミアムプラン、メタルプランが用意されています。

 私のような海外との取引に無縁な者でも、Visaブランドのデビットカードを発行することで、ICチップ搭載、タッチ決済可能なリアルカードが使えて、色々な買い物に利用でき、特にICチップの無いauPAYプリペイドカードとの組み合わせでは、便利に使っていました。

 また、オンラインでのみ利用可能な使い捨てのバーチャルカードも簡単に利用できますし、一時的なカードの利用停止などもアプリから簡単に操作できます。
 全体としての使い勝手は良かったと思います。

 ただし、公式のQAにもあるとおり、銀行ではなく「資金移動業」なので預金保険制度は適用されません。「楽天銀行との間で履行保証金の保全契約を締結」しているとのことですが、何かあった時には日本の大手金融機関のようにはいかないと思われます。ですので、少額の資金を決済や送金するのに便利に使うという使い方が良いと思います。

今一つだった点

 海外の金融機関ということもあってか、アプリのUIが独特であったのは、ある意味新鮮とも言えましたが、日本語が今一つしっくりこなかったり、「ん? これはこういう意味だよなぁ」とちょっと迷うようなこともありました。

 また、私自身はお世話になることは無かったのですが、サポートが基本的にチャットのみ、しかも日本語を使えるスタッフがほとんど居ないということで機械翻訳になるようで、英語が堪能な方なら問題ないでしょうが、私はこの点も不安な要素でした。(やがて改善していくかも知れませんが)

 ごく稀にですが、アプリの挙動が不思議な場合があって、例えば、AmazonでAmazonギフト券を購入したときなど、最初、アプリのメッセージで「カードが利用できない種類の店舗です」と言われ、マジか、と思っているとしばらくすると「決済が終了した」旨のメッセージが出て無事に購入できた、というようなこともありました。

解約した理由

 解約した理由ですが、一言で言うと、「利用する機会が無くなったから」ということです。

 もう少し具体的に説明すると、以下のようないくつかの点です。

auPAYプリペイドカードをはじめ、多くのクレジットカード、プリペイドカードがRevolutへのチャージにについて、ポイント付与の対象外とした

 もともとRevolutカードは、利用してもポイント付与やキャッシュバックなどはありませんから、チャージでポイント付与されないのであれば、「お得」という面ではメリットはありません。

Revolut側も、クレジットカードからのチャージに手数料を徴収するようになった

 Revolutとしても、クレジットカード会社に支払う手数料というのもあるでしょうし、国内のプリペイドカードでもチャージで手数料が必要なものはあるので、特異な例というわけではないのでしょうが、この点も「お得」の観点からは大きなデメリットです。

Revolutカードに不正利用未遂が発生、カードの利用を停止された

 詐欺集団に狙われたようで、かなりの数のカードの不正利用、不正利用未遂が発生したようです。私の場合は未遂でしたが、3度も海外でカードの利用が試みられました。
 これによって、私の資産を保全するため、ということで、私のRevolutカードが利用停止、抹消されました。
 このこと自体はやむを得ない、むしろ当然の措置なのかも知れません。希望すれば再発行も可能ということでしたが、おそらく利用しないだろうカードを再発行しても管理の手間が増えるだけなので、止めておきました。

解約の方法

 私は、無料のスタンダードプランでしたので、それ前提での説明となります。

 簡単な説明は、こちらのヘルプページにあります。

 解約はアプリから行うことができます。
 参考までにやり方を記載しておきます。
 残高はAmazonギフト券を購入するなどして、0円にしておきましょう。

ホーム画面の左上、「ホーム」の左側にある「緑のボタン」をタップ。
プロフィール画面に変わります。

下にスライドしていき、「アカウント」ボタンをタップ
アカウント画面に変わりますので、下の方にある「アカウントを閉じる」をタップ

すると、
「ちょっと待ってください!」という表記がでてきます。再度アカウントを作るには時間がかかるよという旨の注意です。
注意は無視して、「アカウントを閉鎖する」をタップ。

さらに「クーポンがご利用できなくなります」という表記。何かクーポンを利用してキャッシュバックがまだの場合はこれが無効になりますよ、という注意です。
これも無視して、「アカウントを閉鎖する」をタップ。
(何かキャッシュバックを待っている方は付与されるまで解約はお待ちください)

当社には、お客様のデータを6年間保管する義務があります。」という内容の注意が表示されます。
確認した上で、「アカウントを閉鎖する」をタップ。

するとログインと同じ認証を求められるので、私の場合は指紋認証をして、終了です。

 以上で、アプリにもログインできなくなりました。
 Revolutさん、色々とお世話になりました。

 ちなみに、不正利用やサービス改悪のごたごたの際に、「2023年6月25日までなら無料でアカウントを閉鎖できるよ」という旨の通知がありました。これ以降は解約するのに手数料が発生するのかと思いましたが、規約などを見ても、無料のスタンダードプランについてまで解約手数料などが必要という記載はありませんので、そんなことは無いと思うのですが。有料のプラン(規約ではプレミアムサブスクリプションと例示されています)については、解約料が発生する旨の記載があります。
 いずれにしても、その後は何の通知も、広報もありませんので、よく分かりませんが。
 こういったところも日本の大手サービスとの違いを感じます。

 なお、Revolutを出口として使ったりしていたauPAYですが、昨年2022年末に大きな改悪がありました。
 auPAYについてはこちらの記事をご覧ください。

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