スマホ(Xiaomiの場合)の設定画面から「アプリ」→「アプリを管理」メニューに進むと、各アプリごとに「すべてのデータを消去」するという項目があります。
アプリの調子が悪いときにこのデータ消去を行うことで正常に戻る場合がありますが、逆に、状態がより悪化するという場合もあります。
今回は、実際にスマホのアプリの挙動がどうも変(に感じて)、「すべてのデータを消去」したところ、もっとおかしなことになってしまったという話です。
前回の記事に続き、Xiaomiの例でしかもニッチな内容で恐縮ですが、こんなこともありますよ、ということで少しでも参考になればと思います。
あわせて、ミュージックアプリの誤った使い方をしていたので、この点にも触れます。
ことの発端 ミュージックアプリ
PCからXiaomiのスマホに音楽データを転送し、プリインストールされていたミュージックアプリ、「MI Music」(表示では「ミュージック」というアプリ)で再生しようとしたところ、曲順が元のトラック順ではなく、バラバラです。
これはスマホでは良くあることで、データを転送した順に並ぶ場合が多いので、フォルダごとまとめて転送するのではなく、1曲ずつ順番に転送すると順番に並ぶことが多いです。
と思って、スマホとPCを接続した状態で、PCのエクスプローラーで、スマホに転送した音楽データを一旦削除。 その後、1曲ずつデータを転送しました。
ところが、曲順は全く変わらず、バラバラです。
ですが、よく見ると、どうもトラック名(曲名)の名前順に並んでいるようです。
そこで、それぞれのトラック名先頭に、一つ一つ番号を振って、番号付きのトラック名すればどうか、と思って、やってみます(この作業もPCから行いました)が、変化はありません。
というか、そもそもトラック名に番号をふっているはずなのに、元のままトラック名が変わっていません。
これはもしかすると、アプリのデータに何かおかしなデータが残っているために、挙動がおかしいのではないかと疑い(このこと自体は当たらずとも遠からずでしたが)、スマホの「アプリを管理」からミュージックアプリの「すべてのデータの消去」をしてみました。
この時点で、私は2つの過ちを犯していました。
一つは、PCのエクスプローラーでスマホ内の音楽データを消去、変更したこと。
もう一つは、「アプリを管理」の項目からミュージックアプリの「すべてのデータを消去」の操作をしたことです。
念のため少し補足しますが、スマホの設定メニューから行う「アプリを管理」で各アプリごとに消去できる「すべてのデータ」というのは、あくまで、それぞれのアプリの管理上必要とされるデータを指します。例えばアプリの設定だったりアカウントの登録内容だったり。
ですので、音楽データ本体とは全く別物です。
アプリの「すべてのデータを消去」した結果
ミュージックアプリが音楽データを認識しなくなりました。
フォルダーごとにデータが存在しているのは見えているのですが、これを再生しようとすると、対応していないタイプのデータである旨の表示が出て、再生されません。
スマホのファイルマネージャーから音楽データを再生させようとすると、ミュージックアプリとは別のアプリが立ち上がって再生してしまいます。
つまり、さらに事態を悪化させてしまったわけです。
解決策
これは一旦アプリを削除してインストールし直すしかないか、と思いましたが、このアプリはスマホにプリインストールされていて、しかも削除できない種類のようです。
仕方が無いので、「アプリを管理」から「アップデートをアンインストールする」というメニューを試してみます。
が、症状に変化はありません。
これはお手上げか、と思っていると、しばらくすると、ミュージックアプリの更新データが通知されています。アップデートをアンインストールしたので、通知が来たのでしょう。
もしかすると思って、アップデートしてみると、見事に復活しました。
これが、正しい解決策なのかどうかわかりませんが、いずれにしても無事に音楽データを認識し、音楽が再生できるようになりました。
ミュージックアプリの挙動も正常?に
音楽データの曲順がどうやっても治らなかったのは、PCのエクスプローラーで直接データを触りに行ったのが原因だったようです。音楽データ本体は削除されても、スマホのアプリ側にまだなにがしかの残ったデータ(索引のようなもの?)が存在し、おかしなことになっていたようです。
したがって、スマホのミュージックアプリで一旦音楽データを削除し、その後、PCから音楽データを転送することで、PCから正しいデータが転送されているように見えます。
また、曲順もほとんどのアルバムで正しく並んでいます。
どうやらMP3のデータは正しく並び、M4Aのデータはトラック名順に並ぶようです。
結局
結果的には、正常な状態に戻りましたが、右往左往してしまいました。
今回やってしまった2つの誤りには注意すべきということがあらためて分かりました。
以上です。
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