ポイ活(ポイントを貯める活動)という言葉もよく聞くようになり、そのための手段の一つとして「ポイントサイト」というのも聞いたことがあると思います。
でも、ポイントサイトの利用って、何となく不安な感じがして大丈夫なのかなぁ、と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
私もこれまで何となく近寄らずにきましたが、実際にいくつかのポイントサイトを利用してみたので、どんな感じなのかをお伝えし、参考にしていただければと思います。
ポイントサイトとは
ポイントサイトとは、そのサイト内に掲載されている広告を経由して、広告のサービスを利用することによってポイントが貰える、そんなサイトのことです。
例えば、A社のクレジットカードを作成しようとしたとき、普通に作成するとA社のキャンペーン特典などが貰えるだけですが、ポイントサイトの広告を経由すれば、これに加えてポイントサイト独自のポイントが貰える、そんな仕組みです。
独自のポイントと言いましたが、これは共通ポイント等色々なものに交換できます。
そのポイントの原資はA社の広告宣伝費ですから、怪しいものではありません。
ちなみに、ポイントサイトの用語として「広告案件」というあまり耳慣れない言葉がありますが、要するに、この「A社のクレジットカード作成」という広告に出ている案件のことです。
ポイントサイトの利用の仕方
おおまかな流れはこんな感じです。
・ポイントサイトの会員登録をする(当然、最初の1回だけです)
・ポイントサイトに出ている広告のページに行き、注意事項、要件をよく読んで、「ポイントを
貯める」「Point Get」などのボタンクリック
・広告されていたサービスのページに飛ぶので、そこでサービスを利用
(例えば、クレジットカードの申し込み、会員登録申し込みなど)
・条件達成した(クレジットカードが発行された、会員登録が完了した など)かどうかの判定
が行われるので、しばらく待つ(ものによって数時間 ~ 数か月)
・条件達成と判定されれば、ポイントが加算される
ポイントサイトにはどんな広告案件があるのか
ポイントサイトに出ている案件は、貰えるポイントの大きさによって、「高額」「中くらい」「少額」の大きく3つに分けることができるかと思います。
そのようにカテゴライズされているわけではなく、あくまで大雑把なイメージです。
高額案件
クレジットカード作成、証券口座開設、FXや暗号資産取引、不動産投資、セミナー受講など
数千円 ~ 数万円相当のポイント
中くらい
サービスの会員登録(無料のお試しなどもあり)、アプリのインストールなど
数十円 ~ 数千円相当のポイント
少額案件
ECサイトでの買い物、アンケート
買い物は購入額の1~数%分、アンケートは1~数円程度 相当のポイント
全体を通して言えますが、少額案件であげたものを除いて、広告案件は、そのサービスを初めて利用する場合に限ってポイントがもらえるというものがほとんどです。
例えば、はじめてA社のクレジットカードを作る、などです。
ですから、A社のクレジットカードを解約、作成を繰り返してポイントを稼ぐなんてことはできません。そもそもそんなやり方はクレカの審査自体通らないと思いますが、例えばの話です。
実際に利用してみて
高額案件
クレジットカードの作成などは、作成するだけでOKなものが多いのでノーリスクです。
ただし、クレカの作成、利用は信用情報に載りますので、不必要につくると本当に必要な時にほしいクレカが作れないなんことになりかねませんので、ご注意を。
証券口座の作成も、作成後〇〇円入金などというものについては、入金するだけで株などを購入する必要はないので、損をするリスクはありません。
FXや暗号資産などは、一定数の取引が条件になっていることがほとんどですので、ポイントを認めてもらえなかった場合、取引にかかったコストや損失が出た場合に損することになります。
例えば、FXなら「10万通貨取引」などの条件の場合、買ってすぐに売ったとしても、スプレッド(手数料と考えてもらえば良いです)分の支出が発生します。条件を達成していると認めてもらえれば、貰えるポイントと差し引きでかなり儲かる場合が多いです。
ただし、条件未達成と判定されてしまうと、ポイントが貰えないので、支払ったコスト分の損をすることになります。ですので、一定のリスクはあります。
FXの場合は、ちゃんとやれば、否認されるケースは少ないようですが、暗号資産の場合は
(私はやったことないですが)否認されたという話もちらほら聞きます。
不動産投資も私は経験がありませんが、それなりの資金(数十万程度)を1年ほど投資するような案件の場合は、その間の資金拘束と投資そのものによるリスクを抱えることになります。
業者との面談が条件になっているケースなんかも、ちょっと気楽には取り組めない気がします。
不動産関係はポイントも高額なものが多いですが、否認されるケースも割とあるようです。
セミナーについては全く未経験なので、よく分かりません。私の場合は、大抵、年齢制限で引っかかるので。すいません。
中くらい
会員登録やアプリのインストールなどは、そもそも必要と思っていたものであれば、ポイントサイトを経由するだけで、良いので問題ないです。
あまり必要ないけどポイント貰えるから、といような場合は、どの程度の費用が発生するか、しないか、ポイントに見合うか、よく考えましょう。
また、無料会員登録の案件などは、無料期間中に解約しようと考えている場合は、解約方法が分かりにくいものもあるので、いざ解約しようとして慌てないように、あらかじめ解約方法などを調べておいた方が良いと思います。
中には、無料期間の終了が迫っているのにポイントの判定がなかなか下りないというケースもあるのでご注意を。
少額案件
アンケートは、アンケート専用のサイトがあるので。そちらの方が量もあって稼げると思います。
私は、暇つぶし程度に時間があるときに少しやる程度です。
そもそもアンケート自体、ポイ活としては時間効率は良くないように思います。
ECサイトでの購入は、必要なものを購入するのであれば、ポイントサイトを経由した方が、お得になります。ECサイトでポイント付与などのサービスがあったとしても、ポイントサイトを経由すれば、ポイントサイトのポイントと二重取りできますから。
どのポイントサイトを選ぶか
ポイントサイトによって扱う案件の傾向に多少違いがあったり、同じ案件でももらえるポイントに差があったりします。
貰えるポイント数も変動したり、案件そのものがあるポイントサイトから無くなったりもします。
広告主企業からポイントサイトに配られている枠(原資)にも限りがあるので仕方ありません。よく変動すると思っておきましょう。
ですので、少しでも多くポイントを貰いたいという場合には、単純にポイントの高いサイトを使うということになります。
これを探すのに超有名な「どこ得」という検索サービスがあります。
味もそっけもないデザインですが、案件の名前(例えば、クレカの名前)入力すれば、その時に案件の出ているポイントサイトが高額なもの順にズラッと出てきます。
とは言え、その時々で一番お得なポイントサイトに片っ端から登録するというもの煩わしいので、私は、有名どころ数社を優先して使うようにしています。
有名どころ=何となく安心、というのと、もう一つ私が選ぶ要素は、ポイント交換のしやすさ、です。
これは、手続き面というよりも、最低何ポイントから何ポイント単位で交換可能か、というようなことです。
最低500ポイントで1ポイント単位、というサイトもあれば、一定数例えば300ポイント単位でしか交換できない、と言うようなところもあります。
柔軟にポイント交換できないと、どうしても取りこぼし(交換できずにポイントサイトに貯めたままのポイント)が出てしまうので、面倒だからです。
案件に取り組んだのに否認された! とき
私はまだ否認されたことはありませんが、どのポイントサイトも「問い合わせ」「照会」という制度を置いています。
条件を達成しているはずなのに否認された。あるいは、そもそも「判定中」にもならない。なので、確認してほしい。というような旨を申し立てるわけです。
ここで注意するのは、広告を出している企業(これまでの例でいうと、クレカを発行しているA社)には絶対に問合せ、照会等をしてはいけない、ということです。
これはどのポイントサイトにも注意事項として強く書かれています。
条件達成の判定をするのは広告主の企業なのですが、モノ申すのはポイントサイト経由でしかできない、というルールです。何かはがゆい気もしますが、私たち利用者と広告主の企業との間では、ポイントサイトのポイントについて何ら取り決めを交わしたわけではないので、致し方ないのかも知れません。
その他注意点
当たり前ですが、各案件ごとに示されている、ポイント獲得要件や注意事項はよく読みましょう。
同じ案件でも、ポイントサイトによって微妙に要件が異なっている場合もあります。
この要件、注意事項を守ってないと、否認されたとき、問い合わせをいくらやっても意味がないです。
あと、これは考え方の問題ですが、ポイント目当てに必要もないサービスを利用するのは、控えた方がよいというか、ほどほどにした方がよいように思います。
冒頭の方で述べた、クレカの信用情報の問題などもありますし、色々登録するということは、個人情報を出していく(サービスによって程度の差はありますが)ことになるので、メリット・デメリットを考えて、御利用は計画的に、ということです。
私は、ほしいカードや必要なサービスがあるときに、ポイントサイトはどうなっているかな、と調べて利用するようにしています。
が、そのまま登録、作成して、あとからポイントサイト経由しときゃ良かったのに、しまった、と思ったこともあるので、あまり偉そうなことは言えませんが。
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