デビットカードが1.5%還元で使える、と話題の「V NEOBANK」ですが、以前から利用しているので、実際に使ってみたその強みと弱みについて整理してみました。
銀行としてどんな使い方に向いているのか、参考になればと思います。
公式サイトは、住信SBIネット銀行とVポイントサイト(CCCライフパートナーズ)の両方にありますが、前者の方が見やすいと思います。情報量は後者の方が多いみたいですが。

V NEOBANKとは
V NEOBANKとは、住信SBIネット銀行のVポイント支店 です。
つまり、住信SBIネット銀行の支店の一つです。
住信SBIネット銀行は、様々な企業と提携をして支店を開設しており、それら一連の支店をNEOBANKと称し、その一つがV NEOBANKというわけです。
V NEOBANKは、住信SBIネット銀行とVポイント(以前はTポイント)サービスを運営するCCCライフパートナーズが提携した支店となります。
ですので、V会員であること(つまりVポイントサイトへの登録)が口座開設の条件となっています。
さまざまな特典がVポイントで付与されますので、そもそもV会員にならなければV NEOBANKの口座を開設する意味はありませんけれど。
V NEOBANKの強み
デビッドカードが1.5%還元
非常に話題となりましたが、デビットカードのポイント還元率が1.5% です。
ただし、月額1,000円以上の利用が条件となります。
以前からデビットカードはありましたが、「V NEOデビット」から「V NEOデビット+」に代わって、還元率大幅アップでリニューアルされました。
多くのデビットカードが還元率低めな中、大半のクレジットの還元率をも上回ってきました。
バーチャルカードのみで物理カードはありませんが、Apple PayやGoogle Payに登録することで、実店舗でもタッチ決済が可能です。
国際ブランドはMastercard、券面デザインも刷新されてこんな感じです。

また、還元率が高いだけでなく、ポイント付与対象外の利用も少なく、多くのプリペイドカードへのチャージでもポイントが付与されるようです。
私も早速デビットカードを新しいものに切り換え、ANA Payにチャージしてみました。チャージ自体は問題なくできましたので、ポイントがちゃんと付与されるかどうか後日確認したいと思います。これで、ANA Payを経由して楽天キャッシュにチャージするのが随分と楽になります。
この大盤振る舞いがいつまで続くのか分かりませんが。
<追記>
早速、JAL Payへのチャージが塞がれた(チャージができなくなった)ようです。
私はJAL Payを利用していないので確認できませんが、SNS等で多くの情報が流れていますので、間違いなさそうです。
ANA Payへのチャージは今のところ大丈夫ですが、いつまで続くかですね。
ATM手数料が月5回、振込手数料が月5回まで無料
ネット銀行ですので、実店舗はなく、現金の入出金には提携ATMを利用しますが、それが月5回まで無料です。
セブン銀行ATMやローソンATM、そしてイオン銀行、ゆうちょのATMも使えます。
ちなみに、ATMはアプリで利用します。
カードを持ち歩かないで済むので、この点も便利です。
注意が必要なのは、入出金あわせて5回、ということです。入金は何回でも無料という銀行もありますので、この点は注意です。
また、他行への振込手数料も5回まで無料です。
特に何か条件をクリアする必要はなく、最初から5回無料です。
また、5回を超えた場合の手数料も77円と安いです(ネット銀行は概ね安いですが)。
エアウォレット、ことら送金に対応
V NEOBANKがというよりも、住信SBIネット銀行が、エアウォレットにもことら送金にも対応していますので、少額の送金なら無料で行うことができます。
エアウォレットについては、こちらの記事「お金の移動ができるアプリ エアウォレット 使ってみた」をご覧ください。ことら送金とのちがいについても触れています。
口座振替(残高不足時)の通知
これも住信SBIネット銀行共通のサービスですが、口座振替で残高不足の場合、メールで通知が届きます。さらに、「当日中のご入金で、当日中にお引落し」への対応が可能、ということです。
私自身は残高不足になったことはありませんが、ついうっかりと言うこともあり得るので、これは有難いサービスだと思います。
銀行サービスの利用でポイントが溜まる
これはV NEOBANK固有のサービスです。
円普通預金の残高が10万円以上あった月は50Pなど、銀行利用の内容に応じてVポイントが付与されます。
ただ、どれもそう大きなポイントではないので、おまけ程度と思った方が良いです。
具体的には、公式サイト「V NEOBANK(Vポイント支店)とは」をご覧ください。
他行から振込についてだけは、1回1万円以上の振込で20P付与され、上限25回なので、数をこなせるのであれば、毎月最大500P獲得することはできます。
V NEOBANK以外にも同じように振込みを受けてポイント獲得できる銀行がありますが、V NEOBANKは条件が良い方だと思います。
実際に「銀行ぐるぐる」と称して、いくつかの銀行の同種のサービスを利用してポイントを稼いでいる猛者もいらっしゃるようです。利用するためには、振込手数料無料で利用できる他行の銀行口座も必要ですし、銀行にとってはあまり有り難くない使い方でしょうから、おすすめはしませんが。
スマート認証NEO
住信SBIネット銀行に共通したセキュリティです。
ログインや取引の認証にスマホの生体認証が求められるというものです。
多くの銀行で似たようなセキュリティが導入されているので、特筆すべきものでもありませんが、一部の銀行では未だにカード型の乱数表を使用しているところもあるので、それに比べると便利で安全かと思います。

V NEOBANKの弱点
預金金利が高くない
普通預金金利は現在0.2%とメガバンク等、普通の銀行と変わりありません。
何かの条件をクリアすれば金利上乗せというサービスもありません。
ネットを中心に一部の銀行が高い金利を提示しているのに対して、この点は魅力薄と感じてしまいます。
NEOBANKの中でも、例えば松井証券と提携したMATUI BANKは普通預金金利が0.41%と高いです。
この点が一番の弱点かも知れません。
手数料優遇の回数は増やせない
金利優遇の条件や手数料優遇の条件はありません。
条件をクリアする必要がなく、一定の優遇がありますが、逆に言うと一見さんもお得さんも同じということです。
ですので、例えば、多くの預金を預けたり、投資商品を購入していても、ATMの無料利用や他行への振込無料の回数を5回よりも増やすことはできません。
手続きがスマホのみ
人によっては全く気にしないかも知れませんが、銀行の手続き、操作はすべてスマホで行います。Webサイトがありません。
口座の開設もスマホのアプリから行います。
私は、スマホの小さな画面で、資金移動や設定変更などの操作をするのはどうも好きでは無いので、極力Webサイトで行うようにしているのですが、V NEOBANKの場合はそれができません。スマホで操作しなければなりません。
口座(支店)によるサービス内容の違いに注意
住信SBIネット銀行には、NEOBANK以外にもスマートプログラムという特典(優遇のランク制のようなもの)があるいわゆるスマプロ口座もありし、NEOBANKでも提携する相手先は様々で現在20ほどあるとのことです。
スマプロ口座、NEOBANKそれぞれで、当然ながら、サービス内容が違うところもあり、共通するところもあり、それらが同じ住信SBIネット銀行の中にあるということです。
ですので、公式サイトの説明も、共通するところは住信SBIネット銀行サイトの説明に委ねていたり、サービス内容よってはNEOBANK独自のサイトであったり、提携先のサイトだったりに説明を委ねていたりするので、ちょっと分かりにくいです。
例えば、ATMの手数料無料は、NEOBANKでは5回固定ですが、スマプロ口座ではランクに応じて回数が変わり、セブン銀行やローソンATMならキャッシュカードでなくアプリで出し入れするなら何回でも無料になります。
説明が散らばっていることもあったり、うっかりする勘違いという可能性もあります。
どんな使い方に向いているか
普通預金金利が高くないので、余裕資金をここに貯めておくのはあまり得ではありません。
何といっても一番のメリットはデビットカードの還元率です。
あとは、口座振替では、わずかではありますが1回5Pのポイント還元があるのと、残高不足時の通知サービスなどもあるので、口座振替用の口座には良いと思います。
ですので、口座振替やデビットカードで利用する分を口座に入れておいて、他行振込も無料回数も5回ありますし、エアウォレットやことら送金も使えるので、あとは必要に応じて他の口座とやりとりする、というのが良いのではないでしょうか。
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