表題通りなのですが、ローカルアカウントでWindowsにログインしているはずなのに、なぜか管理者が自分が利用しているMicrosoftアカウントとなっており、ログアウトしてもMicrosoftアカウントのIDが表示されつづけている状態になっていました。
ちょっと困ったことになったと思いますし、何より元の状態と異なったまま放置するのも気持ち悪い。
ということで、あれこれ探して、解決できましたので、記事に残しておきます。
通常の状態
私はWindows自体はローカルアカウントでログイン（サインイン）しています。
必要な場合だけ、Microsoft関連のサイトでMicrosoftアカウントでログインするか、もしくはブラウザ（Edge）の設定でMicrosoftアカウントにログイン（紐づけしてアカウントと同期）するか、という使い方をしています。
で、必要が無くなれば、Microsoftアカウントからログアウトし、Edgeの設定で紐づけした場合は、ログアウトして同期を解除するとととに、MicrosoftアカウントのIDを削除（紐づけを解除）します。
具体的には、Windowsの「設定」の下図のオレンジで囲った部分、「アカウントの削除」で「削除」をすることで、紐づけが解除され、利用していたMicrosoftアカウントが何だったかも表示されなくなります。
Microsoftアカウントの紐づけが解除できない状態
ところが、ある日ふと見ると、Microsoftアカウントアカウントからログアウトしているのに、Windowsの管理者として自分のMicrosoftアカウントのIDが表示されています。
ログアウト状態ではあるものの、ローカルアカウントのはずなのに管理者名がMicrosoftアカウントのIDというのは奇妙です。
上図の黄色で囲った部分、管理者として私のMicrosoftアカウントが表示されています。
普通ならここはローカルアカウントとなっているはずです。
さらに、Windowsの設定から、Microsoftアカウントの紐づけ解除ができません。
具体的には、Windowsの「設定」から「アカウント」に入り、「メールとアカウント」の項目に入って、自分のIDを選んで「アカウントの削除」、とやれば紐づけが解除されるのですが、「アカウントの削除」という項目自体がありません。
上図の黄色で囲った部分です。「アカウントの削除」という項目自体がなく、紐づけが解除できません。
最初の図と比べていただくと分かると思います。
困ったことになりました。
とても気持ち悪いですし、例えば複数人で共有しているようなパソコンであれば、非常に不便な状態です。
原因
アレコレ調べてみると、Microsoftアカウントにログインする際に、次ようなポップアップが表示されることがあるのですが、ここで「このデバイスではどこでもこのアカウントを使用する」というのを受け入れてしまうと、このような状態になるようです。
ここで「次へ」選ばずに、「Microsoftアプリのみ」を選択しておけば、このような状態にはならないようです。
私自身は、このポップアップが出た際には、必ず「Microsoftアプリのみ」を選択しているつもりなのですが、もしかすると、うっかりやってしまったのかも知れません。
もう一つ考えられるのは、Microsoftアカウントに紐づけした状態のまま、Windows Updateを走らせ、更新してしまったので、もしかするとそれが原因だったのかも知れません。
解決方法
解決法は、Windowsの「設定」から「アカウント」「ユーザーの情報」と進み、「アカウントの設定」という項目の右端にある「すべてのMicrosoftアプリのログインを自動的に停止」というところをクリックします。
下の図のオレンジ色で囲った部分です。
すると、下図のように、管理者がちゃんとローカルアカウントと表示されるようになり、Microsoftアカウントとの紐づけが解除できるようになりました。
補足
紐づけが解除できない状態であっても、ローカルアカウントがMicrosoftアカウントに変わってしまったわけではありません。
Windows自体をサインアウトしたり、再起動したりした際には、ローカルアカウントのIDとパスワードでログインします。
ただ、こうやって再起動しても、Microsoftアカウントとの紐づけは解除されませんので、ここで示したように「すべてのMicrosoftアプリのログインを自動的に停止」をしないと紐づけは解除できません。
また、逆に、管理者としてMicrosoftアカウントを紐づけしなくとも、Edgeの設定でEdgeだけを紐づけておけば、ブックマークや履歴、拡張機能など様々なものが同期されますので、特に不自由はありません。
特に、私は、ブラウザ以外でMicrosoftアカウントを利用することがほとんどないので、このような使い方をしています。
ただ、管理者としてMicrosoftアカウントが紐づけされても気にしない、むしろその方が便利、というような方もいらっしゃると思います。
そのような方は、気にせず、そのままにしていても良いと思います。
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