私が普段過ごしている部屋は北側でとても寒いのですが、それよりも何よりも結露がひどく、毎朝結露をふき取るのにうんざりしていたので、マスカーテープを使った簡単な断熱をやってみました。
この方法はあちこちで紹介されていますし、動画を投稿されている方もいますので、もっと詳しいやり方を知りたい方は、ネットを検索してみてください。
使う材料は、マスカーテープとマスキングテープの2つだけで、費用も1000円もかかりません。
今回は、マスカーテープを使った対策が実際にどうだったのか、メリット・デメリットを含めて、報告します。
マスカーテープとは
マスカーテープとは、塗装作業などをする際に塗料が余計なところにかからないように覆う、非常に薄い半透明のシートで、素材はポリエチレンなどです。
ホームセンターなどで数百円で売っています。 百円ショップにもあるようです。
こんな形状です。

緑の部分が粘着性のあるテープになっていて、これで対象に貼り付けてゆき、半透明の部分に薄いシートが折りたたまれているので、これを広げていき対象を覆います。
このマスカーテープで窓全体を覆って密閉する、というのが今回の施工(と言うほど大げさではありませんが)の内容です。
マスカーテープを使うのは、粘着性のある「テープ」を窓枠の上部に張り付けることで、非常に作業性が良くなる(作業がとても楽だ)からです。
また、本来の用途が「仮に」覆うものなので、粘着力がさほど強力ではなく、剝がしやすい点も良いです。
もう一つの材料、マスキングテープはこれも塗装などで塗料がはみ出して必要ないところを汚さないようにテープ自体で覆うものです。
トップの写真に写っている黄色いテープです。素材は紙製のものが手で切れて作業が楽です。
具体的なやり方
マスカーテープは、様々なサイズのものがあります(○○cmとサイズの表記がされています)が、窓枠の縦の長さを超えるサイズのものを購入しましょう。
窓のサッシを取り付けている窓枠(多くは木製だと思います)の上部にマスカーテープを張り付けていき、左右の長さに合わせてカットします。
そして、透明なシートの部分を下に伸ばしていき、下部からはみ出た部分をカットし、シート部分が窓枠全体をちょうど覆うような大きさにします。
あとはマスキングテープで、固定されていない三辺を窓枠に張り付けていき、空気が出入りする隙間が無いように完全に密封して、完成です。
横から見るとこんな感じです。

原理
室内の熱は、多くが窓から逃げる、と言われているように、窓ガラスやアルミサッシは熱の伝導率が非常に高く、外の冷たい空気によって窓ガラスやアルミサッシがキンキンに冷やされます。そして、室内の温かい空気がこの冷たい窓に触れて冷やされ、空気の対流によって次から次に室内の空気が冷やされていきます。
結露もまた、冷たくなった窓ガラスやサッシに室内の空気が触れることによって、空気中の水分が水滴になるのが原因です。
夏場に冷たい飲み物を入れたガラスコップに水滴が付くのと同じ原理です。
今回の対策は、マスカーテープによって、窓の前面に空気の層を作り、空気の対流を起こさないようにしようと言うものです。
もちろんマスカーテープ自体は非常に薄いものなので、
外気 → 窓・サッシ → 空気層 → マスカーテープ → 室内
という具合に熱は伝わってきますが、間に密閉された空気の層があると無いとでは、大違いです。
効果
室温の低下防止については、申し訳ありませんがあくまで体感ということになりますが、少しは効いていそう、やらないよりは良いと思う、という感じです。
一方、結露に関しては、効果大です。
これまで窓にびっしり付いていた結露が、大幅になくなりました。
後から示す対策と併用することで、ほとんど結露がしなくなりました。
メリット
上記のように、結露対策としては非常に効果が高い。
費用が安い。 冒頭の方で書いたように、全部で1000円もしません。
施工が簡単。 テープで張り付けるだけなので、作業が非常に簡単です。
デメリット
換気ができない
施工内容から分かるように、毎日取り付けたり、取り外したりするのは、無理です。やってやれなくもないでしょうが、面倒すぎます。
ですので、窓の開け閉めはできません。つまり、窓からの換気はできません。
カビの防止なども考えると、毎日5分の換気が必要と言われていますが、換気は別の方向(別の窓やドア側)ということになりますが、換気の効率は落ちます。
見栄えが悪い
窓全体をマスカーテープで覆った状態なので、常に工事中みたいな感じです。
レースのカーテンを引いておけば、室内からは見えませんが、透明な窓の場合は、室外からは見えることになります。どこまで気にするかですが。
注意点
マスカーテープを張る際には、緩んだりしないようにできるだけピンと張ることが重要です。
緩んだマスカーテープが窓ガラスやサッシに接触すると、その部分は間に空気層が無いのと同じなので、冷気がダイレクトに伝わり、対策の意味がなくなります。
なのですが、その日の天候などによっては、マスカーテープをピンと張ろうにも、風をはらんだヨットの帆のように大きく膨らんでしまってうまくいかない場合があります。(窓をピッタリ閉めていても)
昔のアルミサッシは、意外と隙間があるようなので、それが原因かもしれません。
いずれにしても、まっすぐに張れないような場合は、日や時間帯をかえてみましょう。
私も一度無理に張ったものの、大きく弛んでしまったので、張り直しました。
その他の結露対策
もう一つ試した対策が「カーテンを開けておく」です。
マスカーテープの断熱とこの対策を併用するのは効果絶大でした。
マスカーテープで断熱していても、夜にカーテンを閉めていると、翌朝の天候などによっては、マスカーテープの表面がうっすらと結露していることがあります。(と言っても対策前に窓ガラスに付いていた結露よりは全然少ないですが)
これが、カーテンを開けておくことによって、マスカーテープの表面と室内との温度が小さくなり、さらに結露しにくくなる、ということです。
なんだか不思議な気もしますが、実際にやってみて、効果は非常に大きいです。
カーテンの断熱効果も侮れないということでしょうが、逆にカーテンを開けることでその分室温は下がるので、寝室など一晩中過ごす部屋ではできない対策ではあります。
最後に
これまでずっと結露になやまされていて、比較的手軽にできる結露対策は色々試してみたのですが(例えば、洗剤を薄めた液を窓ガラスに塗る方法や断熱シートなど)、どれも効果はいま一つでした。
今回の方法は、期待以上の効果で、毎日結露を拭き取る手間がほとんど無くなりました。
もっとも、今回書いたデメリット以外の問題が隠れているかも知れませんが。
例えば、空気中に保持できる水分量自体は室温の低下によって減っていくので、窓で結露が生じない分、どこか隠れた所で結露ができている危険性はあります。

コメント